2025年6月1日日曜日

お初のエリア in 瑞牆-コッシーランド

が多くてGWから1ヶ月ほど岩に触れられていない

なんか岩というものを忘れかけている自分がいて,

「2025の前半シーズンは終了」

とnonさんに宣言

が,

F村くんから日曜日に瑞牆のお誘いが

これは前半シーズンなのか後半シーズンなのか,

まだ「石ころ登り」はしないで良いかな

とどうでも良い事で悩む

前日は雨

瑞牆まで行って登れなかったら・・・

かなり不安

1人だったら絶対行かなかったが,

探せば何かしら登れるでしょう

そんなゆるい気持ちで気になってたコッシーランド

現地でトポを見てから気がついたのだが,

気になっていたのはもっと下流のエリアだった・・・



コッシーランドの「上流域エリア」に降り立つと大分しっとり

コケが瑞々しくて美しい

先ずはアップでエリア入り口の『ピリカノカ 4級』

登るには美しさは全くプラスに成らずで,

滑る岩に苦労しながら数トライで完登

4級の範囲ではあるが結構痺れた

濡れた岩から降りるのも怖いし靴も泥で汚れる

最悪

次はちょっと上流の『Dancing in the dark 1級』

クラック課題だがクラック脇のポケットやカチを繋いで上部に行けちゃう

これで良いのかと悩むが,

濡れたクラックで体をかえせずに敗退

ライン取りにクライマーとしての矜持を求められそう

しょんぼりして隣の『先の見えない階段 4級』

スタートから強度高いし,連続する三角ホールドが滑る

意を決して右のリップ(カンテ)へデット

完登したがトポのラインより右にズレているような・・・

帰宅後にYouTubeで確認したら左のカンテを押さえて登っているよう

岩がびしょびしょでホールドに気が付かなかった

この日登った課題の中で一番苦労した

2-3級くらいに感じた

やっぱ濡れ岩から降りるの怖いし靴が泥で汚れる

最悪


「中流エリア」へと移動

アイコン的なハイボールがとにかくカッコイイ

畏怖を感じる

『自由への賛歌 4級』の上部が濡れているように見える

登りたかったが落ちたら九分九厘タダでは済まない

実際,落ちる確率は5%も無いだろうけど・・・

「5%で大怪我するのは結構高確率だな」と踵を返す

『黄金 初段』も湿気ってそう

ということで,

後ろ髪を引かれながらも渡渉して右岸の岩へ


『闇射抜くひかり 2級』は岩もラインも良い

岩の状態も良くなってきた

中間部の一手でヒールが掛けられそうだが掻き込みで上部のカチを左手で,,,

取り損ねる

固めて出さないと止まらなそう

その次のリップ手前のホールドはガバカチっぽい

ということで,

膝も痛いので中間部から飛ばすことに

飛ばしムーブ

ムーンボードっぽい動きになって完登

ダイナミックでとても面白かった

体感も2級

外国人が渡渉したそうだったので僕らが渡った場所を教える

濡れた岩に滑って1人水没

気まずくなったので逃げる様に裏の『悪の煌めきSD 初段』

新しい瑞牆トポでは「SDは地面に座ってでる」となっている

座るとスタートが結構高い

しかも,スタート右手の下にある顕著なフットホールドは届かない

こねくり回して座っても使える足を発見

この足だと初手取り後にスタート下に足を掛ける余裕がない

その結果,

左手でカチからのガバ取りはキャンパになった

マントルが存外悪くて一度降りる

マントルが悪い

ムーブを確認して完登

体感は1級

この岩も岩から降りるの怖いし泥で靴が汚れた

最悪

帰宅後にyoutubeで他人のスタートをチェック

SDしている人はほとんどいなかった・・・

すぐ脇の『水つ霊 5級』をフラッシュして

少し上流へ戻る


トポの写真で興味が湧いた『モーニンググローリー 3級』

さっき渡渉したところにあった

どうやら節穴の目には映らなかったよう

しっかりオブザベしたらまさかのオンサイト

簡単といえ高いスラブの一撃は嬉しい

チョット遠いリップ取り

が,

GoProの不具合で動画を撮るのに計3回登るハメに

高さはあるがスラブとしては4-5級くらい

すぐ脇にある『星月夜 1級』

ムーブが良くわからなったがF村くんとセッション

下部のムーブが出来て上部へ

よく分からんムーブができた

湿気った岩が信用できず足に負荷がかけられず,

しばらくモジモジしていたがガバ足を見つけて完登

この足は使わないほうが良かったかもだが,

体感は2級くらい

地面もだいぶ乾いてきて靴に泥が付かなくなった


再度渡渉して左岸に戻る

『黄金』を見ると乾いている

しっかりオブザベしてムーブを構築

キャンパスタートから一連のシーケンスが滞りなくつながり

初手は恐らくキャンパ

これまたオンサイトできた

これは嬉しい

ただグレード的には1級だと思う

そのあとは裏の二段を触るが足が上がらず・・・

2人で疲れたねという事になりカラファテへ

なんだかんだ一日中登れたし

条件も良くなったので楽しめた

F村くんには感謝だな

成果に関しては全然満足できなかったけど



夕飯で食べたカレーが全然おいしくなかった

かなりひどい・・・

インド人もビックリ

ボンカレーの方がマシだと思う

あ,ネパール料理だったからインド人は関係ないや

二度と行かないことを心に誓い

帰宅



<登れた課題>

ピリカノカ:4級

先の見えない階段:4級

闇射抜くひかり:2級

悪の煌めきSD:初段

水つ霊:5級 FL

モーニンググローリー:3級 OS

星月夜:1級

黄金:初段 OS


2025年5月18日日曜日

雑感-葛藤

2024-2025シーズンは例年よりも岩に行けた回数が多かった

多くの新しいエリアを訪問したことも相まって

登れた課題数から見ると非常に満足できた

新しいエリアに行ったとしても初段,優しめの2段なら1日で登れるようになったことが大きい

勿論,岩の状態が万全であろう日を狙って訪問しているのもあるが・・・


ふとこのシーズンに自分が登れた課題を思い返してみる

印象深い課題は有っただろうか

登れた瞬間はどの課題も嬉しかった

数日,一週間後でも喜びの感情はある

だが,ひと月ほど経過すると全くと言って良いほど感情が昂ぶらない

下手したら何をいつ登ったのか忘れている


登りに行く時は

「確実に登れるであろうもの」

「登りたいもの」

「登れたら嬉しいもの」

に分けて課題を選定し,

何かしらの成果を持ち帰れるようにしている

登れた「本数」も大事なファクターのひとつだ

「時間を割いてお金をかけたが,岩に触れれば満足」

と思えるほどクライミングに傾倒できていない

費用対効果を求めている

それが思い入れのある課題が殆どないという現状に繋がっているのかもしれない

入念な下調べとある程度織り込み済みの成果

これらを持って,満を持して出発する

その甲斐あって(と言って良いのか分からないが)

成果はでる

この思考は現地で岩に触ってからも発揮される

色々触って,厳しそうな場合は深追いせずに止めて登れそうな次のターゲットに移る

成果が欲しいから・・・

そして,優しいものから触っていく

成果が欲しいから・・・

その結果,ギリギリであろう課題にとりつく頃にはヘロヘロになっているなんてことも多々ある


「やりたい課題を優先して触れば良い」

という考えは常に頭の片隅にある

しかし,それで成果が出ないと

「折角行ったのに何も登れなかった」

という負の感情に支配されてしまう

面倒臭い奴なのだ

そのカルマは高難易度を触りたいと思った時に身体がついていかないという未来に繋がるかもしれない

否応なく歳をとり,フィジカルは落ちている

実感がある

近いうちに訪れる後悔は想像に難くない

しかしながら,

今のところ

“X段が登りたい”

とか

“どうしてもあの課題が登りたい”

という考えよりかは

“色んな課題を沢山登りたい”

“あわよくば高難易度も登れればハッピー”

という想いが強い

得られる成果と相反して,

ギリギリの絞り出したクライミングで登れたという体験は得難くなる

年齢の事を考えると転換点は近い

今のスタイルとこの葛藤の終点は目の前にあるのかもしれない


2025年5月3日土曜日

不甲斐ない旅 in 稚児舞台&山寺

最近になり,体のバランスがおかしくなったのかイメージ通りに登れない

ジムでも今一な感じだ

秋から登り続けた疲れが体に蓄積してきているのかもしれない

体幹での姿勢制御と足からの連動が悪い気がする

年末の捻挫からストレッチをお休みしているのも問題かも

もう少しでシーズンアウトするから粘ってみるか・・・



GWはnonさんの仕事の関係で後半だけ登りに行けそう

東北(稚児舞台,霊山,大倉,山寺)

または

岐阜(恵那,瓢,白川)

を計画

後半に入ると雨が多い予報で,

最悪なことに出発前日は大雨

恵那や瓢は行ったことないので乾き具合がわからない

河原は増水するかもしれないし・・・

大倉は諦めて霊山は最終日に淡い期待を持ちつつの東北へ


どうせ乾いていないだろうからと遅めに出発

稚児舞台の『闇上がり 初段』を探す

首尾よく見つけられた上に乾いていた

しかも日陰

これは大きい

色々とムーブをこねくり回し初手マッチで完登

下地が良かったので石ころ登り

当初は左手カチホールドのランジでリップ止めを試みたが

足が切れると振られが止められない

マッチムーブで完登したあとも結構粘ったのだが指皮だけが消耗していく

ということで諦めて「餓鬼道」があるエリアを探す

崖の降り口が分からず大分時間がかかったが発見

『キール 2段』と『極一 2段』に取り付く

直射日光がガンガン当たりとても暑い

熱中症にならないように日陰に逃げつつムーブを作る

結果,どちらも何もさせて貰えずに敗退

清々しいほどにムーブを起こせなかった

気温が大分高いうえに岩に日が当たっていたとはいえ,ここまで何もできないとは・・・

と心をへし折られる


遅い昼飯で昔からの友達が2年ほど前に二本松で開いたラーメン屋『せいじゅ』へ

何回か来ようと思っていたがタイミングが合わずでやっと訪問できた

白河ラーメンらしい

友達補正とかなしで美味しかった

少し不揃いな手打ち麺が良い

話を聞くと製麺機なら1時間の量を5時間かけて麺打ちしているそうだ

大変だと言っていたがとてもおいしい麺だと思う

しかも化学調味料も使っていないそう

「あの旨みを出すのは大変でしょ」と聞いたらかなりの量の鶏ガラを使っているらしい

まだラーメン自体も探り探りらしいが繁盛して欲しい

作るのが難しい内腿のチャーシューが美味しかった

お腹も膨れたので下道で山寺へ

このトリップの裏目的も果たせた


道の駅で車中泊

夜中小雨が降っていたが岩は問題無かった

先ずは前回敗退した『蜻蛉切 2段』へ

岩に着くと以前「青葉」と「玉川」であった岩手のクライマーに遭遇

セッションする

色々思い出しつつ何回も飛ぶ

結果ランジが止まらずで指皮を消費しただけ

車で移動して『ピッキング中央 1級』と『仙道 2段』へ

「ピッキング中央」はFlashできず・・・

足がお留守で振られてしまった

「仙道」は見た目簡単そうだがポジションに入るのに苦労した

ムーブができたので繋げトライ

ヨレてどうしても取れない一手がある

ムーブ強度はそこまでではないなのだが・・・

序盤の嫌な足切れムーブを変更したい

イライラしながら岩を眺めていると良さそうなフットホールドを発見

強度の低いムーブが出来た

試しにつなげるとそのまま完登

気付くのが遅すぎる

「起こせるムーブ」と「登れるムーブ」は違う

最近さんざん意識していたハズなのに

肩に力が入りすぎて動きが硬い

ルーフ内からスタートする4段のオリジナルパートが全然バラせない

意気消沈して同じ岩にある無名の3段を触るが,こちらもムーブがバラせず

指の圧痛が酷く霊山も諦めることにした

宇都宮インターまで下道


今回の東北トリップは良いとこなし

こんな不甲斐ない結果になるとは・・・

これが今の実力なのだが,

登れると思って取り付いてムーブの最適化に拘りきれず無駄なトライで消耗なんて悪手も甚だしい

また,シーズン中好調を維持し続けることは難しいと理解できた

能動的にコンディションの波を作っていこうと思う

右足のねん挫と骨挫傷(多分)が完治しない

のどに刺さった魚の骨みたいで気持ち悪い


2025年4月27日日曜日

こんな僻地で in 笹郷 & 椚平

モチベーションが上がってこない

“岩を登りたくない”わけではないのだが・・・

どうやら「早起きして長距離を運転」に腰が上がらないよう

“ここに行くぞ”と計画してあれば問題ない

特段登りたい課題がないのも相まって,

前日までに行き先が決まらず気持ちが入らない

小川山や瑞牆も“面倒臭い”が先行してしまう

ということで,

前夜になってときがわ町の笹郷と椚平へ行くことに

首尾よくことが運べば両方のエリアに行きたい

金曜日の夜はひーちゃんと2人

スパイスカレーを作る

土曜日は家族でダラダラして夕方からgoogle mapで気になっていた岩を見に家族でドライブ

ん〜,下地悪過ぎでボルダーでは登れなさそう

帰りにnonさんが気になっていた藤岡の蕎麦屋へ

雰囲気は良いがそこまで美味しくなかった

土曜日は成果なし



日曜日は少し寝坊してしまい,途中まで高速

笹郷の駐車場に着くとダウンロードしていたトポが見当たらない・・・

それっぽいところを歩くが岩は見つからず・・・

電波の入る所まで戻って再度ダウンロード

岩に着くと9時を回っていた

先ずは『CrabFace 2段』

確かに岩がカニの裏側に見えなくもない

思った以上に下地が悪く,

これであのムーブは嫌だなという印象

先ず,初手がしんどい

手前の棚で飛ばしてガバ取り

次は左手を出す際の足位置に難儀

下にある岩を避けるムーブが出来ると何とかなった

カニ顔の左面に掛けるトーの位置を探る

場所がわかるとリップ手前のガバが捉えられた

足の甲が痛くてテーピングを施す

リップ取りの一手が怖くて出せなかったが,

これまた足位置とトーを掛ける向きが決まると問題無くなった

各駅停車でムーブを作る

徐々に体が動いてくる

マントルのムーブも解決

ムーブがカッコいい

パーツが揃うと登れた

最初はムーブ強度が高いと感じたが,

しっかり足に負荷を逃すと初段から初二段くらい


続いて『トラバース課題 初段〜初二段』

初手のガバのマッチで足元の岩を避けるのが辛い

手前の棚を右手で取ってガバを左手で取るムーブで解決

その先の手順も徐々に決まるが,繋げて来るとリップ部分のトラバースで落ちる

足の掻き込みを意識すると登れた

後ろの岩が気になる一手

体感は「CrabFace」と同程度

11時なので片付けをして椚平ボルダーへ行くことに



ここまでは皮算用通りだ

通行止めだった林道が開通し,エリアまで車で行けるという情報があって気になっていた

こういう時にブログを書いてくれている方が居ると非常に助かる

途中でトポをダウンロードして場所を確認

「水道管エリア」に着くと車が二台

岩を探していると声が聞こえたのでそちらに向かう

思った通り以前青葉でお会いした“栃木の素敵なクライマーの方々”だった

「こんなところで〜」

「辺鄙な所でよく会いますね〜」

何て挨拶を交わす

皆さん『椚SD 初段』を登った直後だったよう

壊れた水道管から水が流れ落ちており興醒めだが

マットの位置やカメラのアングル等を教えてもらう

「また後で」と挨拶して暫しの別れ

になるだろうか,,

直射日光が当たり非常に眩しい

良くオブザベをすると

ホールドが基本ガバだったのでFlashできた

距離出しが心地よい

体感はちょうど1級

マットが飛沫でびしょ濡れになる前に移動できて良かった


片付けをして『荒馬 2段』に合流

思った以上に被っている

スタートはスローパーというよりファットピンチ

右ヒールを掛けると尻がつかないし

尻を着けるとヒールに負荷がかけられない

スタートにモヤモヤする

左の方にフックすると尻もつくし初手が取れた

2手目取りのコツが掴めると上部へ

マントルで数回落ちる

下地が気になって大きな動きができない

バラして良いムーブが出来るとスタートから繋がり登れた

最後のガバ取り

初手以外厳しいムーブが無いので,

初段より難しいが2段あるかは微妙なところ

マットが多くて助かった

セッションも楽しかったし

しかし,

これだけ短期間に何度もマイナーエリアで会うなんて・・・

なにかがおかしい

きっと無意識なストーカーなんだろう

僕が


ということで,

自分の本性が判りスッキリしたので

移動して『ペトリコール 2段』を探す

岩が汚かったので少し掃除

スタートの強度が半端ない

初手を取り損ねる度に指皮が切れる

テーピングをグルグル巻にして,

体勢やスタートの足位置を微調整

数回に一回スタートが止まる

一度だけ2手目が出せたが止まらず

如何せん一手目の確率が悪すぎる

そもそもスタートで右足をセットするだけで一杯一杯

要は左足がキチンと踏めていないのだろう

右足,左足とソリューションからキメラへと変えると,

急に負荷が半分くらいになり初手取りの確率が急上昇

さらに2手目取りの足位置を検討すると,

ムーブが繋がりリップを止められた

意外と悪いリップ

で,左手を取り損ねて落下

左手の位置を確定させてリップを掃除すると登れた

短いが良い課題だ

靴に登らせてもらった感が満載だが,

こういう”短シイ課題”が登れたのは嬉しい

体感は2段だが,

最初からキメラならもっと簡単に感じたかも

あと,一手ものなのでアンダーが強い人には簡単に感じるはず


片付けるとまだまだ明るいのにもう16時半

日が伸びており気が付かなかったが思った以上に時間が経っている

靴の選択ミスで1時間くらい無駄にした

下流の課題が気になる

が,

「どうですか?」

となんて返信するのが正解かわからないメッセージがnonさんから入っていた

電波状態が悪く,返信できない

立場を弁えているので素直に帰宅の途に

まだ気になる課題がいくつかあるので頃合いを見て再訪したい


2025年4月20日日曜日

染み出し in 宇那ルーフ

暑い

まだ4月だというのに気温が高すぎる

土曜日は30℃近くの猛暑の中タイヤ交換と洗車

本当は朝イチで気になっていた饅頭を買いに行きたかったのだが起きられず

日曜日はどこで登るか思案する

最近指皮の脱皮時期になったので小川山や瑞牆は無理そう

そもそもまだ展葉にも早いだろうから,

この暑さの日向では確実に熱中症になる

ということで,

最近の雨による影響が心配だが日陰でルーフの宇那に再上陸

ことがうまく運べば「太田部ボルダー」への転戦もありだ



朝,起きられず出鼻を砕かれる

ゆっくり朝食を食べる

Heeちゃんは習い事でのイースターのエッグハントだそう

卵が見つけられるか数日前から不安がっていた

「お父さんにも最近不安なことがあるんだよ」と共感しておいた

僕の不安,

岩へのモチベーションが低下気味

反比例して体重は増加気味ということだ

気を引き締めないと・・・


11時ごろに岩に着くと車が一台

3日目にして初めて人に会った

課題は違うが3人とセッション

今日の目標である『如春尼 3段+』のラインを確認すると,,

壁は染み出しでビチャビチャ

一方で,ホールドは湿気っている程度

ただ,すごく鋭利

黒曜石だったら指がなくなっているくらい

ルーフから出る2手が厳しい

それとなくのムーブが出来た

だが,繋げると無理

足位置を微調整する

繋げで核心2手目の“最後のガバ取り”まで繋がった

しかし,何度トライしてもガバが取れない

単発だと出来るのだが・・・

更に足を最適化し,シューズを変える

ムーブの精度は上がったがやはり止まらない

振られて落ちてしまう

そうこうしていると3人組は帰って行った


もう一度核心の2手を考える

足の置き方と体の向きに閃きが

試すとかなり精度が上がることが判明

ガバ取りの際に右手が外れにくくなる

繋げトライ

勇足でルーフ内の足順を失念し再度検討するという無駄な時間を費やしてしまったが

肘が上がりまくりでガバ取りへ

ガバが止まった

その先は全く問題ないムーブなのだが,

確実に指皮が裂けた感覚があり

もう落ちられないという考えからかなり慎重にムーブを起こして完登

何とか1日で登れた

案の定薬指と小指から出血

次はなかっただろう

「五月姫」より単体のムーブ強度は高いがトータル強度は低いか

ということで同程度(2段後半から3段)といった感じ


「太田部ボルダー」には行けなかったが詰めが甘かったので仕方ない

今日の出会いは中々良かった

年齢は僕よりちょっと上の3人で雰囲気も良かった

岩場の情報も交換できて実りが多かった


2025年4月5日土曜日

完全版 in 有笠

先日完登した「むささび」の完全版を登りに有笠へ

先ずは,下部のムーブを作る

スタンドのスタートまでは直ぐに出来た

強度はそれほどではないが,

繋げるとスタンドのスタートからリップまでの数手で少しづつホールド感が狂う

当然ポジションも狂う

その結果,

一本指ポケットが不安定になり右手出しで良いポジションに入れない

で,“ままよ”っと手を出したら上部から落下

マット外に落ちたが落ち葉のクッションで事なきを得た

あと,瞬間的に引き抜けたので中指は手にくっついていた

次のトライでも少しずつホールド感がズレていったが何とか完登

スタンドと足位置が少しずつ変わる

結構ギリギリだった

岩の上でパンプしていることに気づいた

体が緊張していたのもある

太郎君の体感は「3段+以上」とのこと

僕は中間部のランジもしていないし,上部の飛ばしムーブもしていない

プラスして指の太さが影響しそう

ということで,

僕の体感は2段以上はありそうだが3段あるか微妙なところ

とはいえ,

「衝動 2段+」や「3G 3段-」より難しい気もする

が,変な補正が入ってるかも・・・

まぁ,よく分からないというのが正直な感想

スタンドが素晴らしすぎたので,SDではそこまで感情の盛り上がりはなかった


続いて『プレデター 初二段』

スタートは両足で踏み切っていたが,右足だけにしたら負荷がだいぶ減った

ホールドがガビガビで結構痛かったが,ちゃんと持つと逆にダメージが少なく完登できた

距離出しを求められる結構面白い課題だった

兎に角岩がガビガビ

左上したが,直上は良くわからない

2手目の後にヒールをかけてみたが膝の靭帯が切れそうという感覚だけだったので止めた

単体のムーブ強度は「むささび」より高い気がする

強度は高いがどうにかなっちゃう「プレデター」

しっかりポジションに入って正確にムーブを起こさないといけない「むささび」

総合的に考えると「むささびSD」はワングレード以上“難しい”気がする

対照的な課題があり非常に面白い岩だった

結構被っている



2025年3月30日日曜日

グレードなんて関係ない in 有笠

前日まで雨

しかも関東以北は軒並みダメそう

岐阜方面は時間がないため行けない

少しでも条件がようさそうな場所を考える

頭の片隅に引っかかっていた課題をやりに有笠へ

その時は左膝の外側側副靭帯を結構酷く痛めており左足で着地が出来ない状態だった

ランジが出来ずド敗退していた『むささび 初段?』

今なら行けるはずと岩へ

その前にNonさんが仕事なのでHeeちゃんを義祖母に預ける


いつ見ても大きい

下部は被っているため濡れていないが上部は湿気っていそう

上に回ると岩の状態云々前にホールドが苔に覆われている

ロープを垂らして掃除

永らく触られていない様でほぼ全てのホールドを苔や落ち葉,土の中から掘り出す

かなり濡れていたが日当たりが良いので午後には乾いた

乾くまでは下部のムーブを思い出しながら作る

怖くてランジが出来ない・・・

左膝内側の怪我に若干の不安があってということもあるが,

全く成長していない事にショックを受ける

色々とこねくり回していると良いムーブができた

問題の上部へ

ホールドは掃除してあるし「太郎君」のYouTubeで一本指ポケットを使う事も知っている

ただこの高さであのデッドムーブは無理

ポケットに捩じ込んだ指が非常に抜けづらいのでクライムダウン以外で落ちれない

「落下」 イコール 「指残置」だ

色々とこねくり回していると

掃除はしたけど使えないだろうと思っていたホールドを使ったムーブに気がつく

左手の指がかなり抜けづらい

構築したムーブで完登できた

ポケットの保持感が今一だったので降りようと逡巡したが右手を出してよかった

最後のガバどりでは久しぶりに声が出た

素晴らしい課題だ

グレードは初段?だがそんな尺度を忘れさせる群馬を代表する課題だ

今度は完全版のSDに挑戦かな

一応体感グレードは初段から2段といったところ

あの高さでムーブを起こせるかがどうしても体感に含まれてしまう

八千穂の「覚醒」や荒船湖の「斬」より難しく感じた


2025年3月23日日曜日

心地よいが日向は酷暑 in 馬瀬

チョット気になっていたボルダーエリアへの遠征計画を立案

しかし“安宿”が全く取れず出鼻を挫かれる

暫くしてない車中泊一択か・・・

メインを一枚外に出してラゲッジの荷物を左側に移動

次に右側の三列目シートを出して

最後に2列目と共にフラットに

この作業が非常に面倒

朝はこの逆が必須

その割にそこまで快適じゃないし

ということでどうしたものかと思案

試しに後部座席のチャイルドシートを外してみる

フラットにすると意外と快適かも

足は伸ばせないので仰向けは厳しいが横になればいけそう

ということでイザ「馬瀬」へ


峠越えの区間以外は下道を選択し,高速代は片道790円

一人で遊びに行っている負目からなるべくお金は使いたくない

5時間半ほどで到着

エリアは開放的で素晴らしい

右岸は日当たりが良すぎるが,全ての課題で日が陰る時間帯がある

一方の左岸は木陰が多い

余り滞在していないが湿気さえ無ければ多少暑くても快適だと思う

しかも両岸で岩質や課題の傾向が違う

右岸はザ・河原のボルダーだが左岸はカチなどが多く、恵那の岩質に似ているらしい


今回のメインは『空中戦 3段』

何とか登り切りたい所存

スタートから負荷が高い

慣れてきても,次のスローパーへの右手寄せとランジが出来ない

ムーブをこねくり回すと右手は安定して止まる様になる

しかし,いくらやってもランジが止まらない

発射体勢
その内飛び先が太陽に被り

スローパーに日が当たり滑り出す

そして暑い

一時他の課題に避難して夕方に頑張ったらランジが止まって登れた

単純なムーブの連続に見えるが,僕には小さなコツが散りばめられた素晴らしい課題だった

1日で登りきれたのは結構うれしい

同じ岩の『対空戦 2段』は2手目がモテるホールドなので直ぐに登れた

右手が良いので距離を出しやすい

登れるとどちらも半〜ワングレードほど優しめに感じる


少し下流にある大きな岩では

『けやき坂 初段』『水月 初段』『アミダクジ 2段』をトライ

「けやき坂」はおそらく一日中日陰

一番暑い時間帯に登った

ムーンボードみたいな課題で結構好み

下地がスパイシーなのがまた良い

核心は下部

下部はホールドが良いが強度が高く,

上部はホールドが意外と丸っとしていて最後まで緊張感を楽しめる

体感は丁度初段

「水月」はランディングがほぼ川

ランジの止め先を色々と検討していたら

中指をぶつけて爪の間から出血

以降カチれなくなる

上部のムーブも結構面白い

飛び出しづらいランジが止まったトライで完登

一手ものだが結構面白かった

小川山の「シャーク」より難しいと感じたので丁度初段か

「アミダクジ」もランジ課題

飛び先が良いホールドなので

足位置が決まると直ぐに登れた

水月と同じ様なムーブの上部

コツモノなのか体感は初段位


左岸でも結構触った

先ずは『申し子 初二段』

核心の右手カチが全く持てない

頑張るがド敗退

『ごぼう抜き 初段』でお茶を濁す

申し子との差が激しい

こっちはだいぶマイルドでかなり優しめ

『バラライカ 2段』もランジ課題

かなり頑張るが全然止まらない

微調整をしながら惜しいトライを繰り返す

のつもりが,

撮っていた動画を見ると体勢的に全く惜しくないことが判明

これじゃ一生止まらないと敗退

同じスタートの『海馬 初段』と『曖昧な記憶 初段』も触るが

どちらも一手目を取るとピンピンで動けない

爪事件の中指が痛くて持てないしと尤もらしい理由をつけてド敗退

ん〜厳しい

今思うと別のムーブもあったかも・・・

消化不良で馬瀬 <初上陸> は終わり

とても良いエリアだったので再訪したい

今度は「三次元」を目標に



下呂で白鷺乃湯に入り,夕飯を食べた後に「馬瀬の道の駅」で寝るムーブは中々良かった

読書も捗るし

帰りは道の駅近くの温泉に入ってからノンストップの5時間で帰宅

日帰りだと厳しいが,

泊まれば結構行きやすいかも


2025年3月15日土曜日

石ころ登り in 赤城

ジムの好青年が転勤という事で最後に皆で赤城へ

彼の圧倒的な登りにはいつも驚かされる

もう少し身近で見ていたかったが,

隣の県にいるので岩で会うでしょう


取り合えずアップのつもりで

『流水面 2級』のある岩を触ったが結局ずっとこの岩にいた

先ずは「流水面」

なんの情報もないのでボルダーでは中々貴重なオンサイトトライ

マットなし岩の上からのホールド確認なしの石ころ登り

というか,岩の上からホールド確認したらオンサイトにならないか⁉

入念なオブザベ通り

想定していたムーブがつながり一撃出来た

高さもあり非常に充実した課題だった


次は『スワロー赤城 2級』

最終的に恐らく初登ということになり命名したのだが,

触ったときは草野さんが登ったラインだと思っていた

先に触っていたF村君とT沢さんに混ぜてもらう

石の上からスタートしたがFlashできた

地面からスタートしてもグレードは変わらないと思う

次のガバ取りが核心か

次はこの岩の真ん中を直登する『だるま弁当』

草野さん初登課題

これまた何も考えずに石の上からスタートしてしまったが上部は初見で突破できて完登

なかなか良いad libitumな登りが出来て大満足

多分1級くらい

危なっかしい動きなのでスポッターが多い

課題も非常に面白い

後日談で草野さんも石の上からスタートしたらしい

それがちょっとしたこだわりらしい

左に逃げず,右カンテを使わないライン取りをする

最後は『だるま左』

「だるま弁当」のラインから左に逸れてマントル

こっちは地面からスタートした

スタートで石を使うかどうかでグレードは変わらないと思う

2級くらいだった


色々あったが久しぶりに気心が知れた人たちと登るのは楽しかった

あと,情報が殆どない岩を登るのも楽しいな

掃除がなければ・・・

2025年3月9日日曜日

久々の石灰岩 in 木古里ボルダー

土曜日の夜に雨雲レーダーと睨めっこ

南岸低気圧により関東全域で降水(降雪)があるが,神流町の方はほぼ無さそう

道路のライブカメラでも念押し

連日の岩だが日曜日は当然行く

権利というやつだ

昨日は特別許可が下りた

感謝する振りだけは忘れずにした

こんな時のために行かないでおいた,

というより遠くて敬遠していた木古里ボルダーへ

大分昔に「理事長岩」に行って以来

恐竜センターには2回行っているので神流町自体は4度目か

遠いというのは実距離というより精神的な距離

神流湖周遊のグネグネ道の運転が面倒くさい



暖かい予報だったが,岩場に着くと日が当たっておらず寒い

岩も冷たい

染み出しで『テクイ 2段-』のフットホールドであろう部分がびしょびしょ

そもそも今日やる予定の3課題の右スタートのガバカチの周囲もビショビショ

持つ部分は乾いていたので周囲にチョークをまぶして乾かし,

染み出しにティッシュを張る

「テクイ」から始めるが核心のガストンムーブが厳しい

バラせたと思っていたが,

リップ上のホールドでガストンムーブを起こしていた

初登ラインはリップよりも下を通る

そちらを試すも

濡れた石灰岩など踏める技量もなく,リップ近辺の上回りで完登

上周りのライン

体感は1級から初段といったところ


次は『オレンジ 初段~2段』と『きこり 初段~2段』を触る

どちらも強度が高い

手は良いのだが

被っているしなんとも厳しい

石灰岩特有のツルツルスタンスにも苦労する

石灰岩の足使いを思い出しながら交互に触りムーブを作る

日が当たって暖かくなってくる

動きも軽くなり岩も待ち易くなる

「オレンジ」の下部のムーブが出来た気がしたのでお試しの繋げトライ

ランジまで繋がっていしまい

なんとランジも止まった

止まったことにビックリ

左手を寄せたいのだが何も考えておらず,

ムーブも思いつかず,

というより体が固まらず左手が離せずオタオタ

キャンパしたらジムでも苦手な”プチ”コーディネーションになり完登できた

精一杯のコーディネーション

とても面白い充実度の高い課題だった

「きこり」はスローパー止めの一手が厳しい

足位置と右手のホールディングを工夫したらスローパーまでのムーブができた

繋げトライをしてみると

中間部以降でad libitumな登りが出来て完登

足に負荷を逃すと吉

こちらも充実度が高い非常に面白い課題だった

初段よりは確実に難しいと思う

登れてしまうと2段あるか微妙な体感


『テクイ』に戻るとフットホールドが大分乾いている

こねくり回すと初登の下回りムーブがバラせた

下回りの初登ムーブ

繋げトライで適当にムーブを起こすと核心で落下

適当に敷いたマットの隙間に御ケツが吸い込まれ

暫し痛みで悶絶

痛みが引いた直後のトライで完登

分かってしまうとそこまで難しくなかった

体感は初段くらい

「オレンジ」や「きこり」の方が確実に難しい

「テクイ」が“2段-で定着“しているなら

「オレンジ」と「きこり」は“2段”だと思う

昼前に終わったので近くのKikoriで昼飯

以前から気になっていたので行けて良かった

丁寧な仕事でまぁまぁ美味しかった





帰りは神流近辺の岩場を確認しながら帰宅

Heeちゃんと公園で合流

久しぶりの石灰岩

特有の登りを楽しめた


2025年3月8日土曜日

やはり解像度に難あり in 宇那ルーフ

日曜日はとても暑いらしい

と言うことでルーフ部分に日が当たらないらしい「宇那ルーフ」へ

以前から目は付けていた

怪我と気候を考慮して行く事を決意



到着すると日も当たっておらず,気温はマイナス

先ずは『桔梗 初段』

一撃できるだろと高を括っていたが,

そうは問屋が卸さずルーフから出るとことで体が振られて落下

ルーフ内のムーブをこねくり回し手順を整えるとルーフから這い出せた

朝は暗い

そのまま完登

1級は厳しい,しっかり初段だと思う

良い課題だ


次は『将門 2段』

ルーフから出る部分で「桔梗」とは逆のヒールを掛けたいのだが,

かなり無理やり

腰が落ちてしまう

手順を変えたりと工夫するが

ヒールをかける際の一連のボディーコントロールに難あり

その結果,ヒールが上手く掛けられず,

掛かったとしても負荷を掛けるに至らない

何をやっても,ヒールに負荷をかける”段”で落ちる

さんざん足位置を検討すると楽にヒールムーブに繋がるフットホールドを発見

クライミングは足,ムーブって凄い

で,リップ取りで一回落ちてから完登

ルーフ内で足を駆使して,右ヒールが外れないように耐える課題だった

かなり面白いおススメ課題

まだ10時半なので良いペースだ


本命の『五月姫 3段』へ

4手目から一手ずつポジションとフットホールドを組み合わせてムーブを作る

こなれてくると大きく振られるムーブまで安定して行けるようになる

が,

振られる際にマットに足を擦る

トライの度にマット位置をずらし,マットをだんだん薄くして対応

リップから這い出る足先行ムーブまで繋がった

が,

ドガバへの左手寄せやリップ取りでポトンと落下

バラシでは最適化したつもりなのだが,

繋げてくるとどうやっても無理

まだ15時なのにスタートをさわると体が拒絶

「軟弱もの」と呟いて敗退

手の皮も相当剥けた

非常に悔しい


次の週,

火曜日に結構な雪

溶けていることを期待して日曜日にリベンジ

に行くはずが・・・

南岸低気圧で土曜日の夜にまさかの雪予報

3つの懸念が発生

“日曜日は南岸低気圧のため登れない可能性が高い”

“土曜日は雪が残っていて登れない可能性“

“そもそも土曜日は車検とHeeチャンの習い事“

中々厳しい

しかし,今週触れないのは精神衛生上最悪

理論的に考えて,

「土曜日に突撃して昼までに帰宅」という解を導出

土曜日に登りきれなくても日曜日にも登れるバックアップ方法も含めた妙案

が最後にして最大の懸念

それは理論とは無縁の”家族サービス”とか言う呪縛

それとなく下手にでて現状と妙案を説明したら

土曜日に行く許可を貰えた

びっくり

朝早く起きてとりあえず出発

岩に着くと雪は全くなく,染み出しもなかった

リップ部分は雪解けのせいか多少砂が被っていたので掃除

時間はあまりない

寒いので準備運動をして,

リップトラバースとマントルをバラすことにする

岩が冷たいし思った以上にマントルが難しい

加えて,岩がとがっていて痛い

暫くやっていると良い足を見つけムーブが出来た

これだと先週リップ取りが出来たとしてもマントルで落ちていたはず

繋げトライで触っていない部分をバラすのは余り好きじゃないが敗退しているので良しとした

本日の繋げ1トライ目

フレッシュなこともあり余裕をもってムーブが起こせ

振られも問題なし

足を先行させリップにトーフック

余裕がある

完登が頭をかすめる

が,左手でリップが取れずに落下

なんだかバランスがおかしい

直後にバラしたが問題なし

頭に「はてな」が浮かぶ

動画を確認するとバラシと繋げでトーフックの位置がずれていた

繋げでのトーフックの位置ではルーフ内に残った体のバランスが悪かったよう

幾つかムーブを検討して良い足位置が見つけられた

本日の繋げ2トライ目

全てが上手くつながり完登

技巧的なムーブ

達成感と安堵感が押し寄せる

掃除をして帰宅

昼飯はいつものベジミールスとビリヤニを皆んなで

予定通りに“こと”が進み良かった


バラしたつもりになっていたが解像度が低かった

先週の時点でもトーフックを掛けた後のリップ取りでバランスが悪く落ちたのだが,

その原因を「ヨレている」からとして深く考えていなかった

「何かがおかしい」という感覚にもっと敏感にならないといけない

先週のうちに気がつけば修正しきれていた要素

つまり時間的にも登れていた可能性がある

ムーブ出しでも無駄なトライが大分あった

という事で学びの多い非常に面白い課題だった

この課題は3段としては優しいのだろうか

「将門」よりワングレードは難しく感じるが・・・

青葉の「睡蓮」や「天蓮華」よりルーフ部分は強度が高い

最後に不確かな核心が来ないので全体としては同程度だろう


登りながらムーブを修正出来ればad libitumな登りとなり素晴らしい充実感が得られる

そのレベルを目指して


2025年2月23日日曜日

家族旅行とダイエット in 城ヶ崎

出張でホテル暮らしを1週間

懇親会と他に楽しみが無いのでしっかり3食

加えてジムにも行かずに過ごしたら

体重が2.5-3 kgほど増えてしまった

慣れない革靴で歩き回ったので足も痛くなったし

金曜日の22時頃帰宅

慣れないので疲れた


3連休は家族で旅行とダイエットクライミングへ

土曜日はHeeちゃんの習い事の間に準備をして

車を飛ばして午後から多摩動物園公園

久しぶりだったが色々な施設が綺麗になっていた

ライオンバスが1番楽しかった様でHeeチャンはご満悦

僕も満足

伊勢原辺りで一泊しホテルで朝食を食べて城ヶ崎へ

ダイエットクライミングなので沢山登ることに

10時位に到着

「いがいが根の駐車場」は満車

「橋立エリア」へ

Heeちゃんがいるためアプローチに四苦八苦

岩場に着くとなんと貸切り

『チャヌ 初段』でアップ

手の足も良い

3級くらいか

穴社員の方が難しいと思う

FLしたので『ゲラルドゥス・メルカトル 2段』

以前敗退していたがフレッシュなので数トライで登れた

この後足が切れちゃう

「田島ハング」より断然簡単

体も温まってきたので『do in 初段』

こちらも以前足が上がらず敗退していたが登れた

やはり苦手な動きだ

左足上げ核心だった

「変人」や「花畑」より難しいが「涙目」よりは簡単な気が・・・

最後は『ゆく年 初段』

かなり頑張ったがリップが取れずに敗退

多分30トライくらいした

リップの右側を右手で取るムーブでは登れたが,何か違う

和久さんの課題としては優しすぎる

リップの左側を取る課題だと判断

後で調べたら,

「ゆく年」のスタンド課題はリップの左側をとる「リトルウエストハング 4級」だった

だから和久さんはあのムーブだったのかと納得

やはり感覚は正しかった

色々と工夫はしたのだが・・・

Heeちゃんは少し大きめの岩を果敢に登っていた

帰りは1人でアプローチの急登を上がれた

成長を感じる

移動して「こさいつなエリア」

『クロノポリス 初段』

初登者の動画をキチンと確認していなかったので初手で左手を出してしまった

FLしたがどうなんだろう

色々間違えたけど優しすぎなことは変わらない

Webトポには限定と書いていなかったので良いや

ラインならともかくムーブ限定は好きじゃないし

てかトラバースもし過ぎているかも

まぁそれも良いや

その上でだが,初段の要素を探すこと難儀

「犬小屋」よりも断然優しい

ということで,一切ないことがわかってスッキリ

『トールハンマー 2段』

FLしたが2段、いや初段の要素も見つけられず苦心

ここが核心?

スッキリしないまま『カナテコ 初段』

そのせいか,初手取りが狭くて数トライ

初手が止まると完登

スタート核心ではあるが・・・

これまた初段の要素が見つけられない

「グレードとは!?」と暫し悩む

最後に和久さんが直前に初登した『コナオトシ 初段』

僕が到着する前に登っていたのでムーブは不明

スタートとラインだけ教えてもらった

最初は一手目取りがままならなかったが

これまた偶然いたF皮さんのムーブを真似ると初手が取れて

その後完登

こちらはしっかり初段の要素があった

小さい岩だが面白い課題だ

ムーブが面白い

「こさいつなエリア」に来たらやるべきだと思う

そしてグレードについて考えてみるのも良いかも

Heeちゃんが「うんち」と言うし

夕飯を予約していたので早目に撤収

翌日は「テディーベアミュージアム」に行く約束

早朝に「田中磯エリア」へ

『吉田カンテ 初段』を触るが上部のカチ取りに難儀

色々なムーブを試したが駄目

『吉田日和 初段』も初手が取れない

これはスタートが狭くて足が開かないことが原因ということにする

イライラしてきたので『泥酔 初段』をやるとFLできた

よく分からんが登れた

戻って「吉田カンテ」を触るとカチ取りの体の動かし方が分かり完登

かなり面白い課題だった

名作だと思う

その後は『吉田カンテSD 2段』と「吉田日和」を触るが,

どちらも初手が取れずに敗退

テディーベアミュージアム後に蕎麦屋で昼飯

Heeちゃんはシラス丼とざる蕎麦

nonさんは天丼とざる蕎麦

僕は桜エビ丼とざる蕎麦

多摩動物園のあとと川奈のご飯屋で食べた夕飯はどちらも安くて美味しかったが,

城ヶ崎は観光地だからこの価格でも仕方がない

Heeちゃんは最近シラス丼がお気に入り

ざる蕎麦も好きなので行ける店の幅が広がった

「稲荷寿司屋」が臨時休業で敗退

至極残念

その場で搾ってくれるフレッシュみかんジュースを皆んなで飲んで道の駅やお茶屋によって帰路に

Googleマップに従って箱根方面から帰ったが本当に早かったのか多いに疑問

ただ景色は良かった

伊勢原周辺で渋滞回避により高速を降りるムーブを示してきたのでそれに従ったが確実に遅かったと思う

僕はHeeちゃんの回し蹴りで3:30に目が醒めてしまったので強い眠気の波が・・・

川奈の信号待ちでは完全に意識が飛んだ

その後眠気は醒めたが

圏央道に入った辺りでまた耐えがたい眠気に襲われたので運転を変わってもらった

爆睡

沢山登ったので少しは痩せたかな


2025年2月16日日曜日

指皮のダメージ大 in 青葉

ジムの垂壁の課題が面白くて頑張った

結局登れなかったが・・・

で,トライ中には全く違和感がなかったのに翌日から右足の親指付け根に激痛

振り出しに戻ってしまった

まぁ受傷時よりはだいぶマシだが歩くだけで痛い

この状況では高さのある岩からの飛び降りや乗込みフックは避けたいところ

というか出来ない

なんとも勿体無いことをした

そして,週末は3月中旬の暖かさらしい

色々と思案して青葉に行くことにした

岩は低いし,登りたい課題は一切日が当たらないので暖かい方が好都合かもしれない

日向に出ればポカポカで居心地が良い

結構お気に入りの岩場になっている


駐車場に着くと確かに暖かい

まずは『シュレディンガーの猫 左抜け 初段』

岩がジャリジャリでポロポロと崩れてくる

スタートの強度が存外高い,

そもそも右ヒールが痛くて上手く掛けられない

いきなり出鼻を挫かれるがチョット工夫するとスタートすることが出来た

初登者の使っていないホールドを使っているがまぁ良しとして・・・

手順が決まると完登

初手の取り方が違う上で,ワングレードほど優しく感じた

次は『シュレディンガーの猫 もっと左抜け 2段-』

途中のポケット取りの手が逆になるがそこのムーブが分かると登れた

足が決まると楽になる

この2課題にグレード差はあまり感じなかった

小さい岩だが中々面白かった


ちょこっと移動して猫シリーズ

初登時にあったガスカチが完全に消失しムーブがだいぶ変わっている

このver.2の完登動画は少なく(見つけた限り1本)グレードもよく分からない

先ずは『キャットタワー』

前回敗退しているが今日はフレッシュだったので3手目が楽に取れた

今日は問題なしの一手

その先の核心もポジションが決まり完登

面白い課題だ

今度は幸先が良い

次は栃木の知り合いの友人が初登した『前田キャット 2段』

『猫被』のスタートから「キャットタワー」を逆走して『猫ひろし 2級』に抜ける

このラインの核心であろう「キャットタワー」への合流部分が悪い

想定したムーブの中から自分にあったムーブが見つかり

繋げトライ

多少コツもあったが,足が決まれば

途中で落ちたので,

最後の「猫ひろし」をバラすが意外と悪い

しっかりリップをブラッシングして完登

面白いラインだと思う

最後は「猫被」

2つの課題を繋げるだけなのでワントライで完登

かなり強いクライマーが前述の動画で「猫被 ver.2」

は2段悪目とコメントしていた

「前田キャット」の初登者も2段とのこと

これらの課題はグレード差はあまり感じず,

登れると難し目の初段くらいに感じた


最後はちょっと下って『Genie 3段』

中間部に鮮烈な一手がある

ホールドは全て良いのだが足が深い

最初はスタートもままならなかったが慣れるとコツが掴めて核心へ

最初から核心は取れたがリップ落ち

上部のムーブをバラして

リップ落ちを更に2回するが何とか完登

こんな素晴らしいラインが登れて大満足だ

この課題,

まず初手が結構悪い

足がジャリジャリなので数ミリ単位でどんどん深くなる

中間部の遠い一手が最高強度

そしてリップ取りが意外と遠くて苦労した

登れるとテーピングを施した手はボロボロ

左手の親指以外は出血した

登れると難し目の2段くらいに感じる

鮮烈な一手

実は,最近岩のグレードが全く分からない

その度に考えて来た

最初はグレードが甘いと思っていた

もちろん甘い場合もあるが,

1つの結論に達した

僕は“花崗岩が最も苦手”だということ

特有のホールドだけではなくマントルも

加えて直ぐに指皮が切れてしまうのでトライ数も限られる

その結果,花崗岩では一課題を登るのに苦労も時間もかかる

にも関わらず,

小川山と瑞牆に足繁く通った結果

これら苦労して完登した課題達が僕のグレードの基準となった

そりゃ他の岩場が易しく感じるわけだ

でもこれは“僕の体感”であって悪いことでは無い

人によって体感が異なるのは問題ない

また,環境や身体的要因で日々異なる感じ方もするだろう

例えば,

壺魔人は登れた時は初段ピッタリに感じた

が,

スーパー壺魔人の時は2級程度に感じた

ポケットの状態が全く違ったから

課題を貶しているつもりも

自分を誇示したり卑下しているわけでもない

これからも体感には素直に正直でありたい


青葉の課題は大方登れた

一旦卒業としよう