2024年1月14日日曜日

静かな清流沿いで解像度を上げる in 大丹波

 いくつか残っている課題が頭の片隅に引っかかっている

というより,大丹波の看板課題であるVermilionをやらないことには・・・

ここは静かで人がいないのが良い

携帯の電波もないことも相まって,山の中で岩と対話する贅沢な時間を過ごせる


「下弦の月 2段」は「月夜 3段」の直上ラインだが

月夜とは異なる核心がしっかりあり面白い課題だった

核心ムーブは面白く

しっくりくる足位置が見つかると強度がぐっと下がり

繋げワントライで完登できた


本命の「Vermilion」

ルーフ部分は何となくのムーブで最後に控える核心へ

バラシでできた二通りのムーブでは核心後のガバ取りで落ちてしまう

バラシで残っていた足が切れて戻せないことが原因で解像度の低さに起因している気がする

構築したムーブが繋げでも起こせるのかという観点(解像度)が荒すぎた

ルーフ部分のムーブも洗練させ

核心をヒールムーブにして,足位置を微調整すると

最初に捨て去っていたムーブが色を帯びて完登できた

グレード的には2段くらいか

学びが多かった非常に素晴らしい課題だった


最後に残った「八仙花 1級」

この岩は結構な斜度の坂(崖?)に飛び出しており

岩から剝がされると崖下に転がりそうな恐怖感

へっぴり腰になりながら色々とムーブを作る

核心をデットムーブにすると足が切れてしまい次の一手が出せない

こねくり回して良いムーブが構築出来て完登

この課題も大丹波を代表する好課題だと思う


シーズンオフに,

まだ出会えていない「ひこうき雲」と「風立ちぬ」の岩を見つけに足を運びたい