折角のGWなのに大人の事情で登れる日が2日間に限られてしまった
天気を調べると福島以南は雨模様のよう
気になって調べていた大倉ボルダーの『汁 初段』を登りに行く決意を固める
勿論,我が家の"シスの暗黒卿"に許しを乞うため気合のプレゼン
結果,非常に渋い快諾を得る
前日にHeeちゃんと公園で追いかけっこしたら左膝に鋭い痛みが・・・
素人判断だが,
沢山歩くと痛む,走ると痛むという症状から左ひざは鵞足部分の炎症なのかもしれない
アプローチが短いエリアを選んできたのは正解だったよう
運動神経が悪い3歳女児といい勝負をしてしまったが,
捕まらなかったので何とか父親の面目は保てた
高速の深夜料金適応を狙って3時に起きる
ボケボケの頭で休憩を挟みつつ大倉へ
5時間程で定義山に到着
汁岩は中々のサイズで課題はどれも傾斜部分を登る
先ずは『汁 初段』
既にマットがジムの様に敷かれていた
アップでバラシをするが存外強度が高い
ご一緒した方のホールディングやムーブを参考にすると強度が下がっていい感じになり完登
少し湿気り気味な事を除けば初手以外は濡れておらず助かった色々なムーブを駆使してダイナミックな一手から気の抜けないマントルと素晴らしい内容の課題だった
ただ,前評判程の充実度が得られなかったのは十二分なマットとムーンボードに似たムーブだったからだろう
続いて,『除念 初段』
初手はコツを掴めば問題なしで,探りながらのトライで上部まで行くもパンプして降りる
中間部のホールディングと上部のムーブを確認して次トライで完登
これまた質の高い課題だった次は『無念 2段』を触るが,左足の挟み込みで左ひざに激痛
しかも,足を駆使しないと強度が高すぎて僕にはムーブが起こせないといことで,『信念 2段』
「除念」の核心後に「汁」の核心が続くだけでなく,その繋部分のムーブが面白く新たな核心となっていた
繋部分のムーブを構築し,
多少の現場処理を交えつつ完登
再度「無念」に戻るが核心の一手が止まらず時間切れ
足を治して再挑戦したい,治ったところで登れるかはわからないが・・・
汁岩はどの課題も質が高くて面白かった
マットが豊富すぎてリスクマネジメントの必要性がなかった分充実感が下がってしまったが,それがなければ完登できなかった可能性もあるし何とも言えない
翌日は山形の「山寺」へ
場所が分かった駐車場のエリアに到着
結構暑かったが岩の登る面は日陰になっていたので助かった
たが,虫が多く3か所もブヨに刺されてしまった
先ずは右端の『蜩 初段』
核心の左手飛ばしが届かない
距離はそこまで遠くないのだが,岩から体が離れることが問題のよう
足位置を色々と調節すると急に届いてそのトライで登れた
保持力があれば足位置を気にしなくても良かったかもしれないし,
飛ばしムーブの際の重心移動がより早く理解できれば,身体操作が上手ければ,より早く登れていただろう
続いて『蜻蛉切 2段』
下部から結構強度が高く,核心のランジまで力を残せるムーブを構築するのに時間がかかった
そしてランジ
少しづつコツを掴んで飛距離が伸びる
ガバを何度も捉えるも結局止められず
途中のホールドが滑ってしまうとポジションが定まらずランジが安定しない
徐々に状態が良くなってくる一方で,帰宅時間になり敗退
もう少し触りたかったが・・・
帰りは4時間半で帰れたのであと1時間は触れたがギリギリを攻め過ぎて家庭内での地位をこれ以上下げるわけにもいかないので仕方がない
今回登ったエリアはどこも質が高くて面白かった
「山寺」に関しては遊仙峡エリアも見つけないといけないし,もう少し条件が良い時期に再挑戦したい
大倉では「無念」は絶対に登りたいし,できれば『鍛造』触ってみたい