2020年12月28日月曜日

シャオリーは突然に in 気田川 & 御岳

nonさんとHeeちゃんから”実家に帰る”と三行半を突き付けられてしまった年の瀬

愛しさと切なさで濡らした枕で窒息しかけて午前3時に目が覚めた

折角早起きできたので1時間しか寝てないNボーイをたたき起こして嬉々として静岡県の気田川ボルダーへ

9時過ぎには駐車場に到着

車が一台止まっている

目的の「マグロ岩」へ

すると、

小川山ぽっきり事件、その後2回三峰でお会いした方とこんな辺鄙なエリアで再会

『筋 3段』をやりに来たそう

色々とお話をしてから「マグロ岩」の三部作の一つ『穴 1級』でアップ

ガバに見えるポケットが意外と持ちづらかったがNボーイのムーブをパクって完登

ポケットからのランジが気持ちい


続いて隣りの『溝 2段』

この岩で一番傾斜がきつく高さのあるライン

Nボーイにとって一本指ポケットにばっちり2本入るので次のムーブを起こすのが楽になる

カチへのガストンデッドがカッコいい


核心のデッドをこなして

完登後にモヤモヤを残すライン取りをして完登

次回行くことがあれば登りなおそうかな

三部作は残り1つ

今回の目的課題『筋 3段』へ

先行者の方々のムーブをすべて参考にさせてもらう

ヒールをかけたこの体勢からのダブルダイノ


ランジの体勢になるのが中々きつくてスリップ

次トライでランジ体勢に入れたので腰が引けてしまったまま飛び出したら

振られをばっちり抑えられて2トライで登れてしまった

これにはびっくり

Nボーイは飛びすぎてかなり振られてしまうよう

気分転換に『甲羅 初段』と『ウニ 初段』を一緒にやる

『甲羅』は初手から傾斜をまともに受けて中々ハード

手に足ヒールをかけるのがきつい


『ウニ』は二手目取りに苦戦する

Nボーイはムーブを解明したらサックリ登ってしまった

二手目取りが核心か


僕は二手目に嵌るが得意のキョンムーブが決まると何とか登れた

飛びすぎのNボーイは

「やわらかく リップを包む あの風になる」と呟いた気がすると

突然シャオリー(消力)が使えるようになった様で

振られ、戻り振られにばっちり耐えて完登

かなり振られるランジ


締めは『重箱の隅 初段』

仲良くマントル落ちを経験してから完登

僕は『極楽鳥 3段』をやって何となくムーブができたので次回に期待して終了


翌日「城ケ崎」へ行く話をすると

ご一緒した方改めT中さんにアプローチや駐車場場の情報を教えて頂いた

丁寧にありがとうございました


夕飯はもちろん「さわやか」へ

静岡といえば

「おにぎりハンバーグ」を食べて

恐らく地元のスーパーのKOマートへ寄ってからホテルへ

23時過ぎに寝るも年のせいか3時に起きてしまいトイレ

その後は寝られず・・・

そして雨ザーザー

城ケ崎の乾きやすい岩も教えてもらったが

近づいても雨は強くなるばかり

待ってて乾かなかったらショックだという話になり

遅くなってしまいそうだが御岳に転戦することに

折角教えてもらったのにT中さんには申し訳ない・・・

次回行くときに参考にさせていただきます


行ってみたかった「アミノエリア」へ

キョロキョロしながら歩いていくと偶然『エクステンド 2段』を発見

触ってみるが、

先ず初手がきつくて遠い

そして上部の右手寄せが怖くてかなりシビア

初手と右手寄せが何とかばらせたので繋げトライ

寄せた右手が甘かったが押し切れて完登

ヒールがかかっているのでここからの右手寄せが怖い


夕方に見つけた『ロイシン』、『フェニルアラニン』は下地が上がりすぎてて消滅

プラスでかい糞が残置されてた

人の物っぽかったが手と知恵があるんだからせめて埋めろ

『バリン』はホールドが欠けていたのと下地が川になっており諦め

『トリプトファン 2段』は不可能だと思っていた各ムーブがばらせて

繋げトライでリップを捉えることはできた

が、

右手を適当に寄せたら落下

その後は再現できずでタイムアップ

nonさんとHeeちゃんは”今夜も”実家に泊まるそうなので

下道でゆっくり帰宅


これで今年は登り納め

年明けは暫く御岳に行こうかな

一応Nボーイともども静岡で袖の下をゲットしたので大丈夫だと思うが・・・















2020年12月13日日曜日

アトムの子供 in 瑞牆

最近はPCを触ったりスマホを見ていると厳しい指摘が入るようになってしまい

益々筆が遅くなってしまったが、

日々の登りの感動は時間と共に薄れてしまうので記録がてらにまとめてみる


今年もXデイが近づいてきた

山下達郎の「クリスマスイブ」は日本のXデイソングの中でも最高だと再認識させられる日々

すると

”僕らは大人になってもアトムの子供”だったのだという記憶が呼び起こされてきた

これは瑞牆の「アトム岩」を登るしかない



ということで、

社会の鎖から解き放たれたNボーイと瑞牆へ

出合いボルダーでは『サザンクロス 1級』をプルプルしながら完登

これは名作

怖いからもう一生登らないけど

また、

皇帝岩の『御門 4級』と『玉 2級』を登った

これで三種の神器が揃えられので満足

6級の『鏡』が悪く3つとも同じくらいのグレード感


「アトム岩」の『空をこえて 初段』のラインは何とも綺麗

押し切れない弱さを存分に発揮して

登れそうで登れないを繰り返した結果

数日かかって完登

繋げトライの間にマイナーチェンジも含めて最初に作ったムーブを4か所も変更した

この足上げに最後まで苦しめられた

方や右抜けラインの『星の彼方 二段』はNボーイがムーブを作ってくれたおかげで

棚がとれたトライでそのままサクッと登れてしまった

どちらのラインも面白かったが

『空をこえては』は至極のライン


高い課題といえばそれ以外に『雲が描いた月明かり 1級』も登った

最後のスラブ面が落ち葉だらけで死ぬかと思ったが

落ち葉を払う核心


暫く前のびしょびしょの時に足上げで落ちたFLトライ

Nボーイが初めて真剣にスポットしてくれたあの時に比べたら乾いていたのでなんてことはなかった。

1級にしてはかなり優しいが充実したクライミングできる良い岩だ


「嘆きの岩」の『夏への扉 1級』は

まぁ、夏じゃなかったので登りやすかった

バランスが少し悪い?

同じ岩の『日暮れの道 1級』

左カンテ近くの足を使うとラインも湾曲するし俄然簡単になってしまうので

トポに記されている直登ラインにこだわったがリップが止まらず敗退

アップだったので悔しくは、ない・・・、、

近いうちにリベンジへ



「計算岩」の『そろばん 5級』をドパンプしながら必死に完登

この課題は中々痺れるし内容が濃い

『数列 初段』は遠い初手取りと中間部のバランスの悪い足上げに苦労したが

どうにか完登

個人的に好きな課題

高い岩だが上部は『そろばん』より優しく助かった

同程度なら地面にな刺さって星が見えていたと思う

バランスが悪く嫌な感じの足上げ

『算術 1級』は新トポで初段からグレードダウンされたが妥当な感じ

止まらないと痛いけど止まると痛くない

近くの「沼岩」にある『スワンプマン 2級』はかなり苦労した

the 2級という感じのグレード感

登れて嬉しかったし、かなりおススメの課題

時期が違えば登れなかったと思う

隣の『ヌマガエル 3級』には敗退

まぁいいや・・・

「残され岩」の『未来 2段』はプッシュしきれず・・・

これはティックリスト入り

『少年 3級』は良くわからないムーブで一撃だった


『夜 2段』は疲れ切っていたからド敗退

これもティックリスト入り

『夜を待ちながら 2級』は疲れ切っていたはずだけどサクッと登れた

グレードのわりに大分登りやすい

疲れ切っていなかった証左、

得意ないつもの弁疏が白日の下に晒された事だし今シーズンの瑞牆は終わりかな