2020年11月7日土曜日

手足の先端が痛い in 瑞牆

午後からの雨予報と気温の高さに一抹の不安を抱えながら瑞牆

先日とは打って変わって山形県エリア下の駐車場もガラガラ

車から降りると思った以上に暖かい

一人なので好きなように登れるため下から上へと上がっていく計画を立てる

「十六夜までの道程にある登りたい課題が全部登れちゃったらどうしよう」

と根拠のない心配に心臓の鼓動が高鳴る


先ずは皇帝岩を通過して言葉岩へ

思った以上に遠かったが、植樹祭公園から一番近い岩なので遠いのは当たり前だと到着してから気が付く

誰もいない

アップで『ダブルカンテ 1級』

準備していると1人また1人と人が増えてくる

ファーストトライで適当にスタートすると左手の親指の付け根を強打して痣になる

ショボーンとなりながら考えたムーブはことごとく起こせない

その内初手は取れるようになるが岩に乗りこめないし猫パンして流血

再度ショボーンとなりながら色々ホールを探り、

ヒールがだめなら膝を使っていくつかムーブを試すうちに岩の上に体が上がるようになり何とか完登

思った以上に強度が高かったが下仁田の『太郎カンテ』と同程度だろうか

ここからの足上げが核心か

続いて『言葉 初段』

やってみると、初手も止まらないしバラシも出来ないし参ってしまう

暫く触っていると、

ポジションが決まりさっきまで感じていた強度の高さが嘘の様に低くなりリップ取りまで繋がる

が、全く距離が足りず・・・

バラシで左手の持ち方を変えてみるとリップが止まった

「これからはITの時代なので僕もITクライマーになる」

との固い決意のもと瑞牆に乗り込んだ気がするので、

撮影した動画をその場で編集して体の動きを確認してみる

コツがわかると結構簡単

持ち前の運動神経の悪さから自分の動きがイメージできないのでこの方法は結構良いかも

最後のパーツがそろったので繋げトライ

意気込んだのに2手目で落ちる

そのまま臨んだ次トライで完登

ボルダリングらしい動きの名課題だった


誰もいないので

放屁でリズムを取りながら皇帝岩へ

昼近くになったので昼ご飯を食べながら登りたかった『剣 4級』のオブザベ

ここはガバ

プルプルしながら一撃

隣の6級より簡単な気がする

というか隣の6級は6級にしては難しいなぁと思いながら

『皇帝 2段』

一人っ子だから”小皇帝”のはずなので直ぐに皇帝になれるだろうと思ったが

2手目の振られず耐えられず後ろに吹っ飛んでショボーンとなる

本日中の即位を諦めて、

先日、「胃もたれしたんだ~」と言ったのに、

昼飯用のパンをついでに買ってきてと頼んだらしっかり購入されていたホイップアンパンをかじり、

奴はキットわざとやっていると邪推しながら山形県エリアへ


ほどなくしてキトラ岩に到着

先ずは『ヒドラ 1級』

クロスステップからの一手というか一足課題だがその一踏みが怖くてできない

何度もトライしていると、

右手の人差し指は痛いし、左足の先も痛くなる

そんな折、2人組がキトラ岩に加わり

既に登っているかたにコツを聞くと

「頑張ってポケットを引くと同時に勢いよく左足に踏み込む」という

乗り込みが辛くて苦労しているのに全く解決に繋がらないアドバイスを頂く

そんなアドバイスは無視して暫く今まで通りの感覚でトライするが現状は変わらず・・・

そこで、マットも増えたことだし

人の優しさを無下にしてはいけないと腹を括って“勢いよく”左足に荷重してみる

と、

体が剥がれかけながらも何とか核心を越えて完登できた

核心の一手

僕は最初からあなたを信じていましたと

破顔一笑して金言のお礼をすると一緒に『キトラ 初段』をやりましょうと誘われる

手足がボロボロでモチベーションは5%位だったが、

このお誘いは断ってはいけないと思い一緒にやってみる

結果、

何回やっても左足を浮かせるので精一杯でショボーンとなる

これ以上なんも登れないくらい手足が痛いし、だんだん暗くなり寒くなってきて

モチベーションは完全にzeroになったので下山


朝の心配はいつもの様に杞憂に終わったのでショボーンとはならず

自分のペースで登れて中々快適な一日だった

成果を出すのは難しいが家族で登るのもそれはそれで楽しいのでバランスが大事だな