2019年12月29日日曜日

中途半端な最終日 in 三峰

休みに入るといつも体調が悪くなる
去年の正月休みはずっと37.5-38.0℃くらいの熱が出続けていた
今年もどうも今一
道を2回間違え、中津川の文字を見て三峰を過ぎた事に気が付く
頭が働いていない様で大分時間がかかって到着


人が多くて、気温も高い
先ずはだいぶ昔に完登している『涼しいマントルSD 初段』
強くなってるはずだから余裕だろうと意気揚々と混ぜてもらう
スタンドの4級は余裕の完登
SDは初手すら止まらず
何回やっても無理なので、
体調が悪いせいにして逃げるように「とぐろ岩」へ

数年前に間違ったラインで登っている『奇妙な果実 初段』
そもそも違うラインを登ったので登ってはいないか・・・
横っ飛びランジとムーブも独特で面白そう
日当たり良好だがやってみる
案の定ヌメってしまい横っ飛びのランジが怖くてできない
何回か躊躇しながらランジは出来ずに足を残すムーブになる
ランジできず
上部に入るとチョーク跡もなくad libitum

チョークが無くなる
暑くてチョークを持っていかれるため初めて手をズボンで拭きながらの完登
隣で登っていた人が足してくれたマットのお蔭で突っ込めた
ひやひやものだった


次は、
最近登られて息を吹き返した課題をやりにひもの方へ
アプローチのトラバースで体のバランスが上手く取れずひやひやしながら到着
バッチリ日が当たっているが、岩はそこまで暑くない
黒本では『鈴木朗氏による課題(No.35) 初段』
日本ボルダリングエリアでは『No.32 初段』
ムーブを作るがマントル部分が上手く出来ない
トーフックのムーブがカッコいい

取敢えず繋げてんみるがやはり無理
暫く考えて新しいムーブを作るとマントル部分がバラせた
早速繋げトライ
が、
繋げると全く起こせない
で、
バラシでも起こせなくなる
体調が悪い気がしてきてダラダラしていると完全に日が陰る
行けるだろうと思ったがやはりバラせず
足に意識を向けると、
最初のムーブでうまく重心が移せてマントル体勢に
この姿勢になるのに苦労する

そのまま完登


吐き気がするし血豆が出来たのでおしまい
帰り道でずっと吐きそうで2度ほど停車しつつラボに寄って細胞をいじってから帰宅
何かやりきった感が全くない今年最後のクライミングだった
あとは熱が出ないことを願うのみ





2019年12月21日土曜日

ザックリ in 小川山

シーズンが過ぎた小川山は駐車場が空いていそうということでお初のエリアへ
先ずは「東股沢」
Sきさんに聞いたら「行くことないよ、もっとやりたい課題をやった方が良いよ」
とアドバイスを頂いたので満を持して突入
予めS澤さんに課題の場所を聞いていたので迷わず「アストロ岩」へ
アップで『アストロノーツ 初段』に取り付くとFLASH
あっけなさすぎ
トポを見るとマントル時に右に逃げないと書いてあったので
何回か登るが・・・
これ以上左からは返せず、これより右だと簡単すぎ
続いて『カネゴンカンテ 初段』
下地消失

気を取り直して中洲エリアへ
『TOMOTOMO 初段』と『曳光弾 初段』と『梅見る頃を過ぎても 1級』辺りでもやろうかな
ワクワクしながら対岸に到着
カッコいい岩が川の向こうに岩が見えるが水量が多いし川が深い気がしてならない
そしてひょっこり顔を出している岩頭は明らかに凍結している
賢明な判断を下し
渡渉せず
まぁ突入したら氷で滑って川に落ちてヒートショックで心筋梗塞だっただろう
マット2枚背負って時間かけて来たのにメインエリアに移動
来なきゃよかった


気を取り直してもう1つの行きたかったエリア
「八幡沢上部」
ガラガラのため狙い通りビクター岩周辺に駐車できた
トポに5分くらいと書いてあったが
体感20分くらいかけて精根尽き果てて「福嶋ボルダー」へ
マット2枚は流石に重い
先ずは、
『シバライン 初段』
風が強くて飛ばされると思ったが上手いこと上昇気流に乗れて
3トライ目でリップを返す
6級くらいと言われている上部だが、
手が悴みホールドも分からず死を覚悟するが何とか完登
核心はどこだ?
次は『烈風 初段』
一手もので簡単らしいが左手のカチは苦手な形状で足も今一
youtubeに出てる動画は右手が左寄りのカチを使っているものが多いが、
トポ(ロクスノ)には「縦クラック沿のカチ」と書いてある
トポの右カチだとパツパツでスタートが多少厳しくなる気がする
スタートに苦労するが、
いい感じに右手が出せたトライで薬指に鋭痛が

ザックリ
かなり深く切れてしまった
すかさずアロンアルファで固めてevolvのテーピング
しかし
トライするたびには裂けては固めを繰り返す
そして右手はガバ周辺を叩くのみ
もうここまで来たくない一心で執念のトライを続けるが全くもってダメ
右手も痛いし
で、やる気もなくなってスタートホールドを撫でまわしていると
痛くないホールディングを発見
薬指が痛くない
モチベーションが復活するも
結果は変わらずであと5cm位が届かない
肩幅が狭い事と肩甲骨の硬さを嘆くがこればっかりは仕方がない
カチが強ければ関係ないし
右足の踏み位置をちょっとずつ変えて
エッジングからスメアっぽくしたトライで「パチン」といい音が鳴り初手が止まった
やっと初手が止まる
左手の人差し指が攣って気持ち悪い見た目になったが
残りはガバだらけだったのでそのまま完登
流石にここまで切れた手で登る気もしなくなり
帰宅
今日行った岩は全部マット一枚で良かった
足にきた一日
登り易いと言われる初段でも苦労するのが僕の現状で、
エッジが立っていないカチや距離出しに弱点があることを再認識
基礎力の磨き上げが必要不可欠だなと・・・






2019年12月14日土曜日

岩→登山→岩 in 瑞牆

登れないnonさんの軽い運動とリフレッシュの名目でアプローチが楽で居心地のいい瑞牆の金山沢へ
20分のアプローチに40分以上かけて到着
5月の骨折リハビリ時に灼熱敗退した『鷲は舞い降りた 初段』
熱中症になりかけるくらいの暑さだった時とは段違いのフリクション
ムーブは出来ていたのでサクッと完登
登る前の十分なストレッチが効いていたのかも
強くなったと勘違いさせるフリクション
続いて、
SDの『双生の荒鷲 2段』
ムーブを作ると比較的楽に出来た
最後のガバ取りで落ちてショックを受けたが次トライで完登
下部でホールドが判らず少しモタモタしてしまった

次は『ゴールドマウンテン 初段+』
フリクションが良かったことに加えて、
掃除されておらずティックマークがたくさん残っていたせいでFLASH
この課題は地ジャンではない疑惑が盛大に持ち上がる
”Sきさん”は地ジャンしていなかったのでやってみたが全くもって無理だった
もうちょっと粘れば良かったか
フリクションバッチリ

思った以上に早く終わったので瑞牆山荘へ
僕はハットエリアでnonさんは戻って増富温泉
ハットエリアは雨後で全く登れなかった日に散々迷ったあげく全貌を明らかにしていた
その時はマットなしで一杯一杯だったのでマット1枚でストックも持って行く
いや、ストック様と言うべきか

で、努めてゆっくりと山を登り
明らかにしていたはずの岩を探し求めて汗だくになってガンダーラ岩へ
ダウンを脱いでおけば良かった・・・
そして、まさかの誰もおらず・・・
記憶以上に岩が大きくマットの少なさに不安がよぎる
準備を始めると足が攣るが気付かなかったことにして『山ガール 初段』
2つの穴ポコを持ちながら左ヒールを掛けると
無かったことにはならず脹脛が猛烈に攣る
休み休みトライして、
穴ポコのホールディングは分かったものの恐怖から核心の飛ばしが出せない
「いつでも攣れるよ」と準備万全の左ヒールが掛かっているのでどこに落ちるのか今一予想できない
飛び出しのリハーサルを数回してマット位置を調節
ママよっ!と飛ばすと左足は何ともなかったが右手のみマットでマット脇に左足と御ケツからマジ落ち
内臓が潰れて”ぐえっ”となる
恐怖からヒールへ十分な負荷を掛けられず腰が引けてしまった結果の最悪な落ち方
ケツがこれ以上割れなくて良かった
ぐえっとなった瞬間
飛ばし先がガバだと分かったので泣かなかったが足が猛烈に攣る
残り少ないアクエリアスを飲み干し
竹輪、いや、竹輪様の存在を思い出して板チョコと一緒に一気食い
竹輪は塩分とタンパク質が多いので運動中には最適だと思っている
で、時折吹くマットが飛ばされるほどの強風に耐えながら休んでいると何とか回復
飛ばしも成功
飛ばしの一手
右手を寄せたいのだが上手くバランスが取れない
落ちたら今度こそ振られてどこに行くか分からないし、
足が攣りかけているからもう登りたくないという一心で色々とこねくり回し、
再度のママよっ!と左手を飛ばして完登

休んでいると
nonさんから「温泉出てお汁粉も食べてもうやることが無いから迎えに行く」と連絡が
「『ガンダーラ 2段』の下部ムーブだけでも作らせて」と返信
下山時間も含めて残された時間は30分程なのでさっそく取り掛かる
1トライ目はカンテを取ってからの右手寄せで振られて落ちたが、
得意のキョンを発動したら問題なさそう
キョンで振られ知らず
次トライでしっかり腰を落としたらキョンが決まりそのまま完登
一人で岩と対峙する充実した時間を過ごせた
グレードは置いておいて岩もラインも好みだ

マットを片付けていると太ももまで攣りだす
足的に最後のトライだったのかもしれない
マットを1枚にした英断と
ストック様と竹輪様に御同行願わなければ取りつくことすら出来なかったと思う
帰りは落ち葉に滑りながら何とか転ばずに下山
運転中に右足が攣ったが休みながら帰宅












2019年12月7日土曜日

良い課題は良い in 芦ヶ久保

福岡では美味しいものをたくさん食べた
"shinshinのラーメン"、"みやけのごぼう天うどん"、"吉塚のうなぎ"
名店では無かったが水炊きとイカ刺も美味しかった
満喫、満喫
もちろん発表もちゃんとやったし色々と勉強してきた
で、
終わり良ければとはいかず帰りの飛行機が欠航
ケチな経理係長に交通費を出し渋られる懸念があったので事務に「ホウ・レン・ソウ」
早めにカウンターに並んだこともあり、
2時間半くらい遅い便に搭乗できて日が変わるちょっと前に帰宅
金曜日では体力の回復もままならず、
久々にNボーイと約束をしていたのにまさかの寝坊

どこに行くか話し合い春にどぶ川に落ちた臭い記憶のある芦ヶ久保へ
僕は春に敗退したJason kehl初登の『Buddha Belly 初段+』
Nボーイは『Cryptochild 三段』
懸案であった台風の影響で岩につき刺さっていた流木はずらされており問題なし
ムーブを確認すると前半のヒールからの一手が止まらないし後半のカチ取りが怖くて出せない
前回はマントルが反せずに敗退したのでそれ以外は余裕だと思っていたが・・・
やべーなと凹む
徐々に体が動くようになると後半パートからマントルは問題なし
でも繋げるとどうなんでしょう
で、繋げトライ
やはり前半のヒールムーブの精度が低く、
ジャストミートしないと余裕をもって中間部分のシーケンスがこなせない

いざ中間部へ
ヒールムーブで膝痛が発症するのに加えて、
体力と指皮が持って行かれるなか何回か無理やりやるがどうも今一
そこで、
以前できなかった記憶のあるキョンムーブにすると余裕でベストポジションを捉えられた
完登の気配が一気にます
集中したトライで上部カチ取りムーブで痛恨のミス
大レスしての次トライ
件のカチ取りで足が切れて少しちびったが何とか完登

カチ取りで初めて足が切れてビビる
ムーブの強度と多彩さ、岩のサイズ、下地のスパイスがバランス良く揃った良課題だった
グレードとか関係なく良い課題って充実感や満足感が全然違う
次来るときは、僕も 『Cryptochild』やろうかな

個人的に好きなポジション
マットとスポットの為に声をかけるのも気が引けるため、
既に落としているのに誘ってくれたNボーイには感謝しかない
流石にこの課題を一人でやる実力はなかったし・・・

先日の「ジグザグ」と同様に勢いをつけてヒールに乗り込むムーブが出来ない
手が良かったり、止め先が良ければキョンや足が切れても問題ないが、
より高難易度な課題ではそんなごまかしは利かず、
弱点になるに決まっている
股関節の可動域問題だけでは無いような気がする
恐らく股関節の回旋からヒールへの乗り込みが連動出来ていないのだろう
ヒールのねじり込みが出来ていないのか!?
無駄に膝を痛めて終わり
克服すべき重要な問題点の一つだ
何をすれば良いのか分からないが・・・






春に登っていた同じ岩の2課題も載せておく
先ずは『ハング左抜け ungraded』
ハングの基本の様な良課題で登り易い
瑞牆の「花畑」をイメージしてくれたら遠からずといったところ



裏面の『杓子菜 ungraded』はムーブが面白い
ハング左抜けの次に触ると丁度良いかも
後ろのどぶ川が良いスパイスになっている
Nボーイがスポットしてくれたら落ちずに済んだのに
スポットしてくれなかったせいでNボーイの代わりに落ちた
右足をねじ込むムーブの発見でどぶポチャの可能性が激減
Nボーイに再登するように進めるが僕の魂胆を見抜いているのか拒否される
振られて落ちると登攀者かスポッターのどちらかがどぶポチャするので注意



この岩は大きく登りごたえがあるうえに、
低グレードの課題もあるので強傾斜のクライミングを楽しめる
強い人は『Cryptochild』を是非
ただ、道路から丸見えで民家も近いのでマナーには注意を


三峰に移動したがなにも登れずに終了

2019年12月1日日曜日

フラッシュバック in 小川山

殆ど読んでる人がいないので敢えて書くことも無いし、
気持ちが入らないことに加えて中々書く時間が取れなかった
まぁ、自身の備忘録になるだろうということで数週間前の記憶をたどりながら書いてみる

前回骨折敗退した課題を触りに小川山へ

先々週の話だが、
忘却岩の『マントル 2級』を3トライ位しながらアップ
『忘却の河 2段』のムーブを作ろうとしたがヒールが全く掛けられず
意気消沈しながら『忘却の果て 初段』を完登
トイレ散歩から帰るとあら不思議、
ヒールが掛けられるようになっていた
直ぐにムーブがばらせたので繋げトライ
その矢先に、
完全に自動化した無駄のないムーブの全く知らない人がマントルでフォールして開放骨折
直ぐ近くにいたので着地の瞬間に折れたのは分かった
消防に連絡
連絡したせいで個人情報は取られるし警察の実況見分にまで同行を求められる
ボルダリングを知らない女性警官の「なぜヘルメットをかぶらないのか」という頑なな疑問に
ぐうの音も出ないほど論理的かつ懇切丁寧な対応をする
捨て台詞を吐かれたので、
「(勘違いしてたんだから考え直せばいいのに料簡がせまいなぁ)ご迷惑をおかけしました」
と言っておいた。
で、その日は時間も無くなるし、寒くなっちゃうし、マントルが怖いしで、
マントルを反せず敗退
凄く鮮明なマントルの映像に引っ張られて手順を間違っていただけだが・・・


既にそれなりの数のマットが敷いてあったので位置をあまり深く考えていなかったが、
彼より前に取り付いて繋げトライでマントル落ちしたら骨折したのは僕だった可能性がある
マット位置や怪我の初期対応に対する反省を消化するのに結構時間がかかった


で、
小川山へ
寒いので車でグタグタしたり
忘却岩の前で準備運動している華やかな集団に後れを取りながら
『マントル 2級』でアップ
やはり手順を間違えなければ問題無い事を確認
他のパートも確認するが、
岩が冷たすぎるので『忘却の果て』を登ったりして時間を潰す
陽があたり多少岩が暖かくなったので『忘却の河』をトライ
ヒールがすっぽ抜けて速攻で落ちる
暫くグタグタした後のトライで恙なくマントルまで繋がる
手が悴んでホールドが良くわからなくなり骨折時の映像がフラッシュバックしたが、
どうにか完登
ムーブが面白い
この課題はマントル2級が安定して登れるならできる気がする


次は『忘却の果てSD 2段』
2手目が悪くてばらせない
暫くやるが出来ない
華やかな空気に付いて行けないし、
人がいっぱいることによるストレスのせいにして移動


やってみたかった『ジグザグ 2段』
意外と岩が大きくてびっくりしたがマットが沢山あったので安心して取り付けた
ヒールが低確率でしか残らずリップ取りで左手が痛くなる
昔は最後のドガバのほとんどが土に埋もれていたようで、
カチからの飛ばしムーブではなくヒールからのアンダーでしっかり体を上げるムーブを選択
暫くやっていると足飛ばしのコツがつかめてきて
上手く乗り込めたトライでフットホールド聞きまくりながら完登
バランシーで中々面白い課題だった
まぁ最後はドガバを使っているので何とも言えないが・・・
この姿勢になり乗り込むのがバランシーで面白い

で、
移動するのも面倒なので
直ぐ近くの『瞳の奥』を触る
良い位置にヒールが上がらずに負荷をかけるに至らなかったが、
右足を極小の穴ぽこに変えたらヒールが上がるように
早く帰らないといけないのに粘ったのだが完登には至らず。。。
というよりヒールに乗り込んでポケットを触る事すら出来ず
出来ないムーブに固執して改善しない悪い癖が出てしまった
出来たかどうかは別にしてもっと早い段階から色々試してみるべきだったのに、、、


不完全燃焼だが、
怪我で福岡での学会(美味しいものめぐり)をキャンセルするという最悪の事態にならずに済んだので及第点の一日か・・・