2019年11月10日日曜日

女心と秋の空 in 小川山

触ってみたい課題が出来たので小川山へ
現地でNボーイと合流
天候も良くコンディションもばっちり
Deraさんも誘っていたのだが、
金曜日に鼻水ダラダラでゲホゲホしており
結局おじゃんに
Nボーイが「大の大人が風邪なんてひいて自己管理が成って無い」等の罵詈雑言をのたまっていたので、
僕はDeraさんを責める様なことは一切口にせずに
「そんなことを言うもんじゃあないよ」と大人の態度でたしなめた
そんな記憶が残っている


という事で、
以前散策した林の中ボルダーでNボーイが触っていない『太古』と『太鼓判』でアップ
白くなっているところを全部使ってしまったが、
限定が有るのかもしれない

ヒールを掛けてみた

Nボーイに『穴フェイス』触りますかと誘われるが「まだ気持ちが出来ていない」と断り、
『穴社長』触りますかと誘われるが「指が痛くなるから嫌だ」と断る
ビビッていることは気が付かれていないはず
で、わがままを通して『静かの海』へ連れて行ってもらう
『虹の入り江』の隣の隣にあったのね
『豊の海』もあって全部「月」から名前を取ったのかな
室井氏の課題目は本当に素晴らしいものが多い
某外岩コンペのひどい課・・・
いざ触ってみると直ぐに足が攣った
ストレッチをしつつ、
色々とムーブを作りながら「おんな心と秋の空だなぁ」と話に花を咲かせる
午後になりNボーイは美容室で西島秀行にしてもらうために下山
一人になり、
暫く他人のムーブを真似してみるも状況は打開されず飽きたし疲れてきたので下山

「低きに流れない」と誓った気もするが、
そんなことはもう忘れたので林の中ボルダーへ
攣りの少ない大きな筋肉を使う『田島ハング』をやってみることに
ワントライ目で無理やりリップまで行くが力尽きて落ちる
初手から結構強度があるので
マントルまでのムーブを洗練させる

このトーフックの発見で省エネ

繋げるとマントルが返せない
この頃から足と手の指が攣り始める
活動限界が近づいてきたようなので焦ってトライするも無理
マントルが一度も成功しないのに繋げトライに拘泥してはダメだと思いバラシ
ヒールの掛け方を縦から横にすると問題なく返せるようになった
足が高い位置でのヒールでは足首を寝かせないと荷重できないことをすっかり忘れていた


見えないが横ヒール

気合を入れたトライのマントルでまさかのミス
先日瑞牆で知り合いになった人に「それはいただけません・・・」と言われ
意気消沈して反省の軽量化の旅に出る
戻ってきたトライで完登

別のエリアに移動するも活動限界を迎えていたので課題の雰囲気を掴んで終了
最近昼前から手足が攣るのだが
どうしたもんか・・・
あ、天気は一日中最高でした


帰りに信号無視の車と正面衝突しそうになるが「ザ・ワールド」を出して事なきを得る
スタンド使いで良かった
 

 

2019年11月2日土曜日

久々のNボーイと圧倒的なキーナン in 瑞牆

11月になったということで瑞牆へ
今回は気になっていた課題をいくつか触りつつ
シーズンに向けて体と指皮を慣らしていく算段
 
体と指皮と心が鈍ったNボーイに会えたし、
キーナン・タカハシの『百鬼夜行 FL』を目の当たりに出来たのでそれだけで満足
キーナンは人当たりも良く、
僕もこうありたいもんだとつくづく思ったが
人間が出来ていないのでまぁ難しいだろう
 
百鬼夜行をFLするキーナン

心地よい気温と美しい景色の中
中々に充実したクライミングができた
 
美しい景色の小径

Nボーイが新天地に旅立って早ひと月
ジムで会えないのはつまらないが、
これまでの様に外岩で一緒に登れるからダメージは少ない
彼が新しいジムで上手くやれているかは分からないが、
ジムなんてトレーニングの場でどこのジムにも煩わしくて時間を共有したくない人間はいるだろうからどうでもいいでしょう。
結局は外岩が楽しめればそれで万事OK
Nボーイは直ぐに心身ともに戻してくるはずなので、
次会った時に「本当にトレーニングしてきたんですか」と
一瞥されて置いて行かれない様に精進せねば 

『ガリガリトラバース』と『ガリガリ君』で色々削れた

バカなので登るなら上方向でしょうということで、
気になる課題は『ティンバーヤード』と『裂けた青空』

陳腐な言葉だが美しい岩だ

カンテに沿った重心コントロールが大切な課題だが、
僕は足が上手く捌けなくてぶらーんとなる
 
ぶらーんとなっちゃう

『ティンバーヤード』はマントルさえ気を付ければ
気持ちよく登れる課題
高さもあり充実する
登る前にライン確認を忘れずに
 
ここからのラインが分からないと怖い

『竜王』はマントルを確認していなかった事を非常に後悔
一緒に触っていた方に
「マントルもそこそこ悪いみたいですよ、ここもホールドとして(マントル後に)使えるみたいですよ」
とアドバイスをもらい
「そうなんですね、ここも(マントル返すときに)使うんですね」
という擦れ違いから危うく返せない所だったが、
スタートで小指がこれ以上痛くなるのは勘弁なので必死に返した
完登後にお互いの勘違いも解消
 
このムーブは気持ちがいい

ということで、
『スラッシュフェイス』には相手にされず『ストレートフェイス』のマントルを必死に返したり
花崗岩の洗礼を此れでもかと浴びて指皮と前腕とその他もろもろがガリガリに削れたり
足置きがこれまで以上に疎かになっていることを確認できたり
キメラをハーフサイズ上げたことが間違いだった可能性が浮上したり
ソリューションのソールが削れて黄色い内臓が見えちゃったり
と、
秋の夜長につくづくと静かに思惟すれば
目標に向けて甘い気持ちを切り替えるという
何も考えていないと同義の結論にいたった
 
若干色が悪いが美しい瑞牆

登りたかった課題が登れたので
次からはヒリ付くクライミングを始めたいな
低きに流れる弱いメンタルを払拭せねば