2024年2月24日土曜日

ヌメヌメと花粉か? in 青葉

以前から『青葉の伝説』をやりたいなと思っていた

登るために行く価値のある,ミシュランの星付き的な課題

もちろん,触ってないわけだから外れる事もあるだろうが,致し方がない

折角の3連休なので青葉と笠間へのロックトリップを計画

がしかし,Heeちゃんの発熱と天候不順でキャンセルに

金曜日にHeeちゃんの面倒を見て,土曜日に突撃

高速の路面はずっと黒っぽくて,笠間あたりから山の上の方が真っ白

「アルファルトの種類のせいかな」

「梅が咲いているのかな」

と自分を誤魔化す

岩場の駐車場は誤魔化すとかいうレベルではないくらい濡れており

リードクライマーのおばちゃんから昨日は雨が降りその前は雪だったという確定情報を得る

全くありがたくない会話をしてから,日当たりの良さに一縷の望みを託してアプローチ


『青葉の伝説』は一度通り過ぎたほどびっしょり

最悪なのはyoutubeと違い竹がモリモリ成長しており日当たりが悪い

存分に水分を吸った瑞々しい苔がリップを覆っている

意気消沈して『壺魔人 初段』のある岩を探す

こちらは日当たりが良くほぼ乾いていた

取り合えずトライすると核心であろうポケットからの一手がいくらやっても出来ない

明らかに滑っている

上からクライムダウンして2つのポケットを磨くがダメ

疲労だけが蓄積する

昼を過ぎると乾いたようで急に持ち感が良くなり次のポケットを捉えリップへ

一度目は上手く捉えられなかったが,位置を修正すると次トライで止められた

かなり苦労したので嬉しい

岩が湿気っているとここまでムーブが起こせないのは指の腹のフリクションに頼った登り方のせいなのかもしれない

倉上さんに教わったホールディングができるようになると変わってくるのかな


次は『壺魔人 Extension 2段』

ルーフ部分のムーブは直ぐできて,穴倉から這い出してリップ取り

疲労がたまっていることも相まってかなりパンプした状態で手を出したが捉えらえれるわけもなく,,,

そのあと2,3トライしたが押し切れず

ルーフ部分が大分荒いムーブだったようで最適化すると完登できた

完登トライでも結構パンプしておりギリギリだったが,,,



『猫被』や『キャットタワー』の岩を発見したが

以前欠けてできたガバホールドがごっそり無くなっておりかなり厳しそうな状態

2段で収まることはなさそうな気がする

至極残念

帰りがけに『青葉の伝説』を見たがやはり濡れていた

乾きそうなら一泊しようと思ったが,

翌日も昼くらいから雨予報なので笠間ともども乾かないでしょうという判断でメヒカリの天丼を食べて帰路へ


高速代をケチって下道で山の中を爆走

国道なのに車一台分の幅しかなかったり

雪が結構残っていたりとビビりながらの運転

プラスして車の中でくしゃみが連発し鼻水がツーっと流れてきた

目も痒かったので花粉症の判定を下したが少し違和感

Heeちゃんの風邪がうつっていたら・・・

2024年2月18日日曜日

理想と現実 in 南川

土曜日にHeeちゃんと南川に行こうと思ったが雪の具合もわからないしちょっと肌寒いし

僕が登っているときにタブレットとYoutubeでHeeちゃんを制御しきれるかわからないし

と色々考えていると面倒臭くなり準備はしていたが急遽中止に

またまたお気に入りのカレー屋でビリヤニとベシミールスを食べる

今回はNonさんも一緒に


日曜日に南川へ

岩に近づくにつれて道が濡れてくる

嫌な予感がしたが,

僕がやりたいラインはリップ部分に水が浮いている程度だった

ティッシュで水分を吸い取ると湿気っている程度に

まぁそんなことより「莫逆のカンテ」からリップがチョークまみれ

まみれどころか水に溶いた小麦粉を塗りたくったようにグチャグチャで

脇の岩の上にチョークがこびりついたブラシが放置されていた

余りの酷さに閉口したが帰り際に「1時間ほど」かけて綺麗にしてやったよ

「お前の代わりに」

あんな状態を放置したお前は「クライマーとして終わっている」

ジムは濡れてないからチョーク塗りたくる必要もないぞ

岩なんて登らないでジムにいろよ

もしかしたらジムでも塗りたくっているのかもしれないな

そういう流派に属しているなら仕方ないか


出だしで大分精神がかき乱されたが

目的の課題に行く前に残っている課題

基本登っているラインの組み合わせ違いだからアップがてらに

先ずは「寂光SD 2段」

リップが湿気っていたのでマントルを何回かリハーサルしてから繋げ

やはりヒールからのリップ止めとマントルがドキドキ


次は「寂寞 2段」

すぐに出来るだろうと高を括っていたがそうは問屋が卸さず

先ず,3手目が上手く止まらず

そして,止まってもマントル落ちが3回と良いとこなし

そんなこんなで2手目の良い持ち方を今更発見して

しっかりレストしたら完登


そして「幽寂 2段+」

2手目取りが良くわからずの課題だったが

今日はすんなりできた

3,4手目取りも足位置の工夫で乗り切って完登

下部はコツがわかれば強度はそれほどでもなかった

まぁ,繋げるとマントル部分で大分ヨレるが,,,


「幽寂」を登ったらどっと疲れが押し寄せてきた

計画と大分違ってしまったがお目当ての「莫逆カンテ限定 3段」

色々頑張った結果,,,

今日も途中のトウフックが上手くかけられず

後半部分もバラしてみるとリップが湿気っていてスリップして後ろに吹っ飛んだ

でも何とかなりそう

問題の一手が止まれば勝負できるかな

と・ま・れ・ば


さっきも書いた気がするが大事だからもう一度

「幽寂」を登った時点で思った以上にヨレてしまっていたから仕方がない

元気な時にやれば何とかなる

と良いな,,,

ということでバラし切れずに帰宅

2024年2月11日日曜日

心に引っかかるから雪なんて気にしない in 南川

月曜日に大雪がふり週末になっても山のボルダーは厳しそうな雰囲気

ただ,先日の「莫逆のカンテ奥問題」が心に引っかかっている

自分の下調べのいい加減さが原因だが

やれば登れたであろうから悔いが残ってるどころか山盛り状態

のっぴきならない事情で御岳なら13:30には帰宅しないと行けないため,南川経由で最悪御岳という計画にした


南川に着くと雪がしっかりある

懸案の岩はというとリップ部分は濡れているがハング内は乾いていた

莫逆と寂声のマントルはティッシュとチョークで何とかなりそうな雰囲気を醸し出している

ここならアプローチも考えると45分は長く登っていられることから南川と一連托生を決める

ここから御岳までの移動考えると1.5時間ほどか


岩を乾かしながらまだ登れていない課題のバラシ

寂声と寂光のSDのスタートは風邪をひいてないからコツがわかると出来た

幽寂のスタートは切れたが2手目がよくわからん

莫逆3Dの寄せで足が開かずトーが掛けられない

強引に寄せるムーブなら可能が無きにしもだが指皮がゴッソリなくなりそう

気温が上がってくると染み出しと滴りが半端ない状態に

ティッシュ位置を調整して「莫逆」の後半のムーブを作る

莫逆のリップ取りムーブ

ヒールを掛けて左手でリップを取るムーブが止まり,右手でガバを持って足を上げようとしたらすっぽ抜けて後ろに吹っ飛んでしまった

飛び出ている岩に右手を強かに打ちつけたが大きな痣が出てきて親指が痛みで開きづらい事以外は無傷

という事で暫く腰が引けてしまいムーブの精度が落ちたが何とか安定する足位置を決定

で,「寂声SD 2段-」に取り付く

途中のムーブで手が逆になる問題に目を瞑りマントルへ

ここも手順を忘れている事に目を瞑り,,,

きれずに左手がすっぽ抜けて後ろに吹っ飛び岩のスロープを滑り落ちた

濡れてる岩はすっぽ抜けでコントロール出来ない落ち方をするのが怖い

ムーブを確認し直して完登


次は懸案の「莫逆 2段」

風邪を引いていないからスタートからの2手は問題ないが核心の一手を3回くらいミス

止められたトライで完登

カンテ奥を限定すると少し難しくなるがここまで来られる人には問題ないと思う

課題としては充実するので限定があった方が面白い

どちらも上部でチョークアップできなかったら確実に吹っ飛んでいたと思う

腰チョーク最高


13:30になっていたので急いで片付けて

岩を念入りにクリーニング

時間通りに無事に帰宅

2024年2月4日日曜日

ウイルスとの闘いののちに in 南川

木曜日の朝,「なんか調子悪いぞ」と思ったら

午後にはいかんともしがたい状態になり早退・・・

そこまで熱は上がらなかったが,金曜日は休みを取ってウイルスと激戦を繰り広げる

土曜日は何とか回復してHeeちゃんと2人で過ごす

一緒にベシミールスとビリヤニを食べに行っちゃたりして,

実は2週連続で今年3度目だったりと2人ともお気に入りのお店

日曜日は起きると体調が今一

エスタックイブとかいう怪しい錠剤を飲むと元気になったので目を付けていた南川ボルダーへ

アプローチは劇近で,河原も広く居心地も良い

岩は通称「A岩」1つだが大きさも傾斜の具合もちょうど良く全ての課題は傾斜部分に引かれている



先ずは,「寂声 初段」

この岩で一番グレードが低く,岩の左下からスタートして右上に抜ける

初手から強度が高く一杯いっぱい

というより上手く力が入らない

ちょっとづつムーブを作ってなんとかマントルへ

難しそうに見えなかったが上手く反せずマントル落ち

マントル部分のムーブを作って何とか完登


次は「寂光 初二段」

寂声と同じスタートで岩の中央部分でマントルを反す

寂声からラインが外れてからのムーブが面白く

またしてもマントル落ち

マントルが結構悪くてムーブ構築に時間がかかった

何とか完登

ん~ん,これも強度が高い

なんか熱っぽくなってくる

ウイルスとの戦いには勝利したが,

代償は大きかったようで体力が戻っていない気がする


次は,岩の右下から左側へトラバースする「莫逆 2段」

スタートからの3手が悪い

1手目<2手目<3手目の順で強度が高い

2,3手目が全くできないので3手目以降のムーブを作る

こちらには厳しいムーブは出てこないので,

3手目までのムーブを色々と考えると何とかしっくりくるムーブが完成

3手目が止まって「これはもらった」と思ったが,4手目の切り返しができず・・・

持ち方を変えて次のトライで完登

しかし,腕がつってしまいもう強度が高いムーブは起こせそうにない

寂声と寂光のSDが強度が高すぎてできないことを確認して

「寒雷切 初段」を探しに行く


目星をつけていいた場所まで20分程歩くが,

まさかのハズレで往復40分の散歩になってしまった

再度調べ直して何とか発見

下地にガラスやごみが散乱していて今三の雰囲気で,

フラッシュを逃して2トライ目で完登



A岩は質が高いラインばかりだったが,こちらはゴミも多くて可哀想な岩という感想で帰路に就いた

動画をYoutubeにアップロードしているときに名前を確認していると,

「莫逆」の抜け部分に限定があった

次回登りなおそうかな・・・