2023年10月8日日曜日

夏は石ころ登り in 小川山,瑞牆

草野さんの「スポーツボルダリング」という言葉に衝撃を受けた

しかし世俗的な故に,どうしてもグレードに囚われて成果を求めてしまう

そうなると僕の実力と技術ではマットが手放せないわけで・・・

そんなこんなで,高難易度が登れないシーズンオフに岩に行くことはなかったが,

成果の望めない時期こそグレードから離れた「石ころ登り」ができるのではないかと

寝て過ごす週末も飽きてきたので

9月の声が聞こえた辺りから小川山へ

熱中症のなりやすいので結構ギリギリではあったが,まぁまぁあ心地が良い

気負っていないのでそれもあるだろうが,

気持ちが良いついでに3回も行ってしまった

HeeちゃんとNonさんと水晶スラブエリアをゆるゆると散策しながら目についた岩を沢山登って行った

中々充実した時間

もちろんヌメッており登りづらかったが・・・

マットを使わない「石ころ登り」では本来なら問題にならないであろう一手が出せず,

ムーブが起こせず,

登れない課題がいくつかあった

一方で,

倉上さんが言うように登れる登れないに関わらず精神的な充実度が高かった

登った課題の中でも,

『ホワイトティアーズ 4級』は高さもなく下地が良いため取りつきやすい

『ナイトクローラ 4級』,『泣かないでこうちゃん 2級』,『ウォーターロング』は下地を気にしながらのムーブの組み立てが面白かった.

下地が良いスパイス

『石の魂 凹角 4級』は高さによる充実が中々だった

以前なら触りもしなかったであろう「ゆるみ岩」のスラブも中々良い

Heeちゃんも小さな岩を楽しそうに登っていた

富士山岩のノーハンド9級を手を使ってだがの登りきったのには驚かされた

翌週は一歩も進めずに怒っていたが・・・


10月になり急に寒くなった

当初から「石ころ登り」の集大成に据えていた『しゅうじ先生』を求めて瑞牆のハットエリアへ

7:30分には到着したが駐車場はギリギリ

予想以上に寒くてHeeちゃんは到着5分後から「もう帰る」と繰り返していたが

おにぎりとジャガリコとアポロとQooゼリーとヤンヤンとペコちゃんキャンディーとお茶を口にしている間は静か

あとYouTube

あいにくの雨のによりだいぶ早じまいをしたが疲労度はかなりのものだった

まず,アップで『ハイボー』と『ミズガキハイ』

岩がじゃりじゃりしており恐怖心で気持ちが疲れる

グレードは4級なのに一番疲弊した・・・

集中していたのもあるが『オロチ 2級』は下地の良さと岩の安定感から怖さを感じずFlash

やりたかったオロチ

ちょっとあっけなく,『ミズガキハイ』よりも易しく感じた

ムーブ強度はオロチの方が上なのだろうが・・・

Heeちゃんが「鳥さんがいるから踏まないでね」とずっと注意してくれていたが

集中していたため返事をしなかったら「きいてる?」と怒られた

『しゅうじ先生 初段』は少し下地が悪くなる

石の隙間に飛び降りながらスタで行けるムーブを作り

完登トライでは,

リップのトラバース部分でad libitumな登りができて大満足

グレードは大分甘く感じた

石ころ登りで目標にしていた課題

『ガスパッチョ 1級』はマントルで一度降りたが下地を含めたグレードか

一方『立場謎の店長 1級』はムーブ強度が高くて身体的に最も充実した

途中からHeeの気持ちも上がってきて

お歌を熱唱したり

同じ岩を10回位登っては飛び降りを繰り返したり

雨が落ちてきたので駐車場に戻るとハイカーの車がパンクしておりレッカー車が

瑞牆から帰るのは大変だろう・・・

帰路の高速でもバーストしたsuvが反対車線に



岩もパリッとしてきたので次からはグレードを求めた

ピリついた「スポーツボルダリング」に戻るかな