2023年12月29日金曜日

年末の短期決戦 in 戸室山

気がつくともう年の瀬

週末のクライミングを指折り数えてえているといつの間にか給料が振り込まれ,ボーナスを貰い・・・

何もしないうちにもう年末で,シーズンは中盤

普段の年末年始は帰省で登れないが,今年は一工夫して途中の戸室山でブラリ途中下車

Heeちゃんとノンさんは僕を下ろしてから宇都宮動物園へ

1人でポニーに乗れたようでご満悦の写真が送られてきた


岩場に着くと餃子岩に一人

一日中一人で登れてストレスフリーだった

前述のクライマーに限定やらラインやらを教えてもらって課題が大分整理できた


先ずは「藤紫 1級」でアップ

体感は2-3級だが,良いラインだった

続いて「トビムシ 初段」

初手が厳しい・・・

圧倒的スタート核心

カチを使ってみるとやたら簡単なので,穴マッチスタートに拘る

コツを掴むと何とかできるようになったがランジで取り損ね意気消沈

次トライで完登



続いて「紫陽花 初段」

一手目取りがよく分からなかったが,ヒールトウに気がつくと問題無し

ギリギリまで足が切れない中間部のムーブが出来ると繋げ2トライ目で完登




次に動画で少しだけヒットした「コゲラ 初段+」

「雀」のスタート辺りの穴とカチから「紫陽花」に繋げる

リンク部の左手寄せが核心っぽい

一撃出来なかったのでリンク後のムーブを作ってから繋げてトライ

寄せ後の処理で落ちたが,その次のトライで完登



次は「藤紫陽花 初段+」

1トライ目は「紫陽花」から「雀」へのリンクで落ちる

この核心部のムーブを何通りか作る

結局勢いよく寄せるのが自分には合っていたよう

で繋げトライ

無事「雀」にリンクできて完登かと思ったが

最後の一手で落ちてしまった・・・

まさかでショック受けるが「雀」部分を再度確認して

次トライで完登




片付けをしているとノンさんから動物園を出ると連絡が

時間があったので移動して「ダイヤ 初段」へ

数トライで完登して駐車場でノンさんと合流





グレードは「藤紫」基準なら岩場内でそれ程ズレてはいないと思う

3時間程だったが暖かく快適な岩場で沢山登れて満足できる登り納めだった

2023年12月17日日曜日

秋の石ころ登り in 小川山

秋に小川山で気になっていた課題を石ころ登りしてきた

勿論,マットがないと登れない課題も多かったが,,,



先ずは「ガーゴイル 初段」

以前は「ヌメリイグチ」として定着していたもの

スタートで右下の石に肩が触れてしまうし,スタートが滑る気がする

スタートポジションで体が安定する位置というよりも,

石に肩が触れない位置に体を持っていくと初手が取れた

上部の遠い一手で落ちてしまったが,そこをパート練習して気合を入れると登れた


で,裏に回って「スプリンター 1級」

S木さん初登だと思っていたが,既に登られていたそうで「ダイアグラム 1級」

集中してフラッシュ

しかも,石ころ登りだったのは嬉しい


少し上流にある「マジックアワー 3級」はかなり面白い課題だった

ロケーション良いし,おススメできる

また,結構悪いホールドでのマントルだと思う



別の日,,,

「流星 初段」は結局「濁流 1級」が核心となる気がするが

ロケーション,岩が素晴らしい

トラバース部分は色々なムーブがありそうで工夫次第で強度が下がる


裏にある「急流 2級」と「どんぐり 2級」はマイナーだが良い課題だと思う

特に「どんぐり」は色々とムーブが作れそう


「大豆 初段」は全然できずに,移動して「花鳥風月 2級」

集中してムーブを作ったらハマったのかフラッシュ出来た

難しい2級と言われているのでこれは嬉しい



またまた別の日,

「ウォーターロング 4級」でアップ

トポのライン通りでマントルを反すのはかなり怖くて少し左に逸れてしまった


目標課題のハイボールには精神的ド敗退を華麗に決めた

マットがあるとかないとか関係なく勝負にならなかった

一方,倉上さんおススメの「残雪 1級」

こちらは下地が良いので気圧されることもなく石ころ登り

何回か飛び降りたが下地が良いので問題なかった


続いて,

石の魂岩にある草野さんのおすすめ課題「リハブ 1級」

これは石ころ登りしないといけないと思いムーブを作る

個人的にはヒールが出てくると石ころ登りでは難易度が上がる気がする


「林の道 1級」を石ころ登りでトライするがそれ以前に色々足りないところがあって敗退

近くにある2課題を登るが「悪路 4級」の方が断然難しかった


そしてまたまた別の日,

気になっていた「ジャコビニ彗星 1級」と「ストレンジアイズ 初段」をやりに渡渉

先ずは「拝礼門 3級」

これはハイボールの入門的課題でぜひ石ころ登りでトライして欲しいと思う


「月の砂漠 1級」は下部が核心と思いきや

上部が核心だった

そして隣の課題まで余計なトラバースをしてマントルを反す

このリンク部分が一番恐怖だった


で,メインの「ジャコビニ彗星」

最初は石ころ登りで挑んだが,スタートの一歩が切れず

マットの登場

結果的には手の位置を変えたのでマットなしでもスタートできたかもしれないが,

結構な高さから落ちたのでマットがあってよかった

上部でフットホールドが脆いところがあって一度肝を冷やしたがどうにか完登

マントル近辺が一番悪かったが,さすがに落ちれないので必死に反した



「ストレンジアイズ 初段」は結構頑張ったが,

核心であろう部分のムーブが全く起こせない

というよりどんなムーブなのかも見当がつかずド敗退

で,近くの「時間旅行 1級」をトライ

マントル部分の足上げが悪く,

マットがないため飛び降りるのも怖くて木に飛び蹴りしながら降りる

足が上がればなんとかなって完登できたが

中々に痺れる課題だった


本当は,登りたい課題があって

グランドアップにこだわってトライしていたのだがメンタル負けして全然ダメだった

グレードは2級なのだが圧倒的敗退

2023年10月8日日曜日

夏は石ころ登り in 小川山,瑞牆

草野さんの「スポーツボルダリング」という言葉に衝撃を受けた

しかし世俗的な故に,どうしてもグレードに囚われて成果を求めてしまう

そうなると僕の実力と技術ではマットが手放せないわけで・・・

そんなこんなで,高難易度が登れないシーズンオフに岩に行くことはなかったが,

成果の望めない時期こそグレードから離れた「石ころ登り」ができるのではないかと

寝て過ごす週末も飽きてきたので

9月の声が聞こえた辺りから小川山へ

熱中症のなりやすいので結構ギリギリではあったが,まぁまぁあ心地が良い

気負っていないのでそれもあるだろうが,

気持ちが良いついでに3回も行ってしまった

HeeちゃんとNonさんと水晶スラブエリアをゆるゆると散策しながら目についた岩を沢山登って行った

中々充実した時間

もちろんヌメッており登りづらかったが・・・

マットを使わない「石ころ登り」では本来なら問題にならないであろう一手が出せず,

ムーブが起こせず,

登れない課題がいくつかあった

一方で,

倉上さんが言うように登れる登れないに関わらず精神的な充実度が高かった

登った課題の中でも,

『ホワイトティアーズ 4級』は高さもなく下地が良いため取りつきやすい

『ナイトクローラ 4級』,『泣かないでこうちゃん 2級』,『ウォーターロング』は下地を気にしながらのムーブの組み立てが面白かった.

下地が良いスパイス

『石の魂 凹角 4級』は高さによる充実が中々だった

以前なら触りもしなかったであろう「ゆるみ岩」のスラブも中々良い

Heeちゃんも小さな岩を楽しそうに登っていた

富士山岩のノーハンド9級を手を使ってだがの登りきったのには驚かされた

翌週は一歩も進めずに怒っていたが・・・


10月になり急に寒くなった

当初から「石ころ登り」の集大成に据えていた『しゅうじ先生』を求めて瑞牆のハットエリアへ

7:30分には到着したが駐車場はギリギリ

予想以上に寒くてHeeちゃんは到着5分後から「もう帰る」と繰り返していたが

おにぎりとジャガリコとアポロとQooゼリーとヤンヤンとペコちゃんキャンディーとお茶を口にしている間は静か

あとYouTube

あいにくの雨のによりだいぶ早じまいをしたが疲労度はかなりのものだった

まず,アップで『ハイボー』と『ミズガキハイ』

岩がじゃりじゃりしており恐怖心で気持ちが疲れる

グレードは4級なのに一番疲弊した・・・

集中していたのもあるが『オロチ 2級』は下地の良さと岩の安定感から怖さを感じずFlash

やりたかったオロチ

ちょっとあっけなく,『ミズガキハイ』よりも易しく感じた

ムーブ強度はオロチの方が上なのだろうが・・・

Heeちゃんが「鳥さんがいるから踏まないでね」とずっと注意してくれていたが

集中していたため返事をしなかったら「きいてる?」と怒られた

『しゅうじ先生 初段』は少し下地が悪くなる

石の隙間に飛び降りながらスタで行けるムーブを作り

完登トライでは,

リップのトラバース部分でad libitumな登りができて大満足

グレードは大分甘く感じた

石ころ登りで目標にしていた課題

『ガスパッチョ 1級』はマントルで一度降りたが下地を含めたグレードか

一方『立場謎の店長 1級』はムーブ強度が高くて身体的に最も充実した

途中からHeeの気持ちも上がってきて

お歌を熱唱したり

同じ岩を10回位登っては飛び降りを繰り返したり

雨が落ちてきたので駐車場に戻るとハイカーの車がパンクしておりレッカー車が

瑞牆から帰るのは大変だろう・・・

帰路の高速でもバーストしたsuvが反対車線に



岩もパリッとしてきたので次からはグレードを求めた

ピリついた「スポーツボルダリング」に戻るかな






















2023年4月2日日曜日

花粉の時期に奥多摩へ in 大丹波 & 名栗

25年以上にわたり春は花粉に敗退し続けているが,
シーズが過ぎるとその辛さをすっかり忘れてしまう
痛みや辛さをいづれ忘れるという性質はDNAに書き込まれているのだろう
そして憎き春がやってきた
今年こそ治ったと思い込んでいた花粉症はやはり発症
脱感作するために奥多摩へ


大丹波にやってみたい課題があったので突撃
携帯の電波も届かない静かな清流沿いで一人岩と戯れた

ひときわ大きな岩の下部にこじんまりと核心のある2課題
『無名 初段』と『無名 初二段』
初段の方はFL
初二段は苔をはがしながら死の音が聞こえるトップアウト
まぁグレードは・・・

下部の核心


『声』は岩の形状もラインも秀逸な課題
グレードはついていないが僕のムーブで2~1級くらいか
試したムーブで後ろにぶっ飛び御ケツを強打
ソフトボール大の痣になっており,
Heeちゃんに「痛いの痛いの飛んでけ〜」としてもらったが数日間は痛かった
最初に不採用を決めたムーブを再度行うと上手くハマって完登
『五音連声 初段』は声の途中からリップをトラバースして木を避ける課題
1級~初段といった感じか
いづれにせよ,「声」はいい課題

岩の形状がいい


『月夜 3段』は苦労した
ムーブを作りバラシまではサクサクと出来たが,
繋げると最後のヒールのムーブが起こせない
いかんせんヨレる
ムーブを微調整したり
シーケンスを失念して落ちたり
余裕があるトライで突如違うムーブを試したい欲が湧き上がり落ちたり
再度ムーブを微調整したりと・・・
登れた日の1トライ目は最後のヒールのかけ先が見えずモタモタしてヨレ落ち
このトライはムーブの確認も含めていたので,
細かいことは思い出し切れていなかった
この何の気無しのトライで,
途中のヒールが当初の位置とは違っていたことに気が付いた
ここに掛けろと言わんばかりの場所にかけていたのだが,
隣の岩に触れやすいのでつま先を無理やり立ててムーブを起こしていた
しかし,それによってかなりパワーを使ってしまっていたよう
最初にヒールを上手く掛けられずに排除したところを使うとムーブの強度が大分マイルドに
これで最後のワンムーブでも余力があり完登に繋がった
ムーブに固執しすぎたせいか,引き出しの少なさか
赤城の「土木」は気が付かず教えてもらったホールディングで登れたが,
自分で気が付けた今回は成長なのか,運が良かったのか
セッションしないと思考が内向きになってしまいムーブ変更に踏み切れない
一方で,悶々としたこの時間は贅沢なのかもしれない
こじんまりとした石ころに色々と考えさせられた
ただ,完登の嬉しさは一瞬で,
直ぐにやっと終わったという安堵感が押し寄せた
繋げるという「作業」になっていたのか
これはバラせる課題でよく感じるが,
成果を得たいという感情にまだまだ支配されているからかもしれない

石ころと戯れる


名栗のこれまた電波が届かない川沿いの岩にある
『カンテ 初/二段』も登った
核心は下部だが,
そこにマットを敷くとヒールを使う上部をカバーできない
ムーブが出来るとすぐに登れたが「声」同様に満足のいく登りができた
秋田犬を散歩していたお爺さんに「うまく登れた?」と聞かれたが
素直に「はい」と答えられた
充実感は同じ日に登った「月夜」以上で
グレードやかかった時間だけではない「クライミングのもつ楽しさ」を感じたのかもしれない

閑静な佇まい














2023年2月26日日曜日

風は強い花粉を運ぶ in 御岳

 F村君と田中くんの岩へ

『小野くん 3段』に取りつく

先週,繋げワントライ目でリップまで行ったが降雨のためリップがびちゃびちゃ

右手出しをしたのでリップを止められたが,

左手側はローションが塗ってあったようでヌルヌルでリップ奥への一手が出せなかった

出したら確実に搬送されていただろう

このワントライで無念の帰宅


ということで,今日はサックリ落とせるかと思いきや

アドレナリンが出すぎていたせいか,コツをしっかり失念

3手目出しでハマる

途中閃いたホールディングをすると,過去の記憶がスルスルと蘇ってきた

そういえば前回もこうやってホールディングしてたと・・・

動画を切り抜くとカッコいい

で,今日は乾いていたので全く問題なく奥の棚へ飛ばせて完登

リップへの一手はバランス的に右手出しがいいと思う,,,

昔,田中くんを登った時には怖くて右手を出せなったので成長したのかも

下部はダイナミックなムーブがカッコいい課題

田中くんSDよりはワングレード上で体感は2段くらい




2023年2月12日日曜日

ポカポカの河原で in 寄居

寄居ボルダーの存在は知ってはいたが行こうとまでは思っていなかった.

O澤君に「YUMEGIWA登ってみてくださいよ」

と言われ,動画で見るとなかなかにカッコいい


Heeちゃんは凧揚げ大会に行くはずだったが,

もらったレゴで遊びたくてぐずっていた

目を細めながら寄居へ

途中テレビの撮影に遭遇したり

トイレをギリギリまで我慢したりしながら到着

日当たりが良く暑い

どれくらいかはわからないが,

『YUMEGIWA 3段』は岩が立ってしまい,初登時と比べて傾斜が緩くなってしまっているそう

下部の傾斜部分はコツを掴むとすぐに解決できた

下部を突破してマントルへ

後はマントル

既にトライしていた人にムーブを教えてもらうと反せた

繋げるとマントルが悪くなるが何とか完登

しっかり日焼けした


3段の経験に乏しい僕には判断がつかないが,2段はあるかなという体感

今年はカッコいい課題に注力していくつもり



2023年2月5日日曜日

急登 in 湯河原

頑張って運転して,急登を登り
サンセットボルダーに到着

『サンセットダディ 1級』をFLしてから『トワイライト 2段』

カンテに沿って

トラバース後の合流部分が少し悪かったが完登
『ファンタジスタ 2段』は眩しすぎてカンテのホールドを取り損ねる
鴛鴦のあたりまでぶっ飛んだがケツを強打するだけで済んだ
日が陰ったタイミングでトライしたら登れた
どちらも湯河原グレードでは2段といった体感

『ファンタジア 3段』を頑張るがトラバース部分がつながらなかった
折角来たのにショック
今後ここまで登る気力は出ないと思う
ということで,下界に降りた
そのあとは敗退祭りで,『木漏れ日 1級』を何とか登って終了