2020年12月28日月曜日

シャオリーは突然に in 気田川 & 御岳

nonさんとHeeちゃんから”実家に帰る”と三行半を突き付けられてしまった年の瀬

愛しさと切なさで濡らした枕で窒息しかけて午前3時に目が覚めた

折角早起きできたので1時間しか寝てないNボーイをたたき起こして嬉々として静岡県の気田川ボルダーへ

9時過ぎには駐車場に到着

車が一台止まっている

目的の「マグロ岩」へ

すると、

小川山ぽっきり事件、その後2回三峰でお会いした方とこんな辺鄙なエリアで再会

『筋 3段』をやりに来たそう

色々とお話をしてから「マグロ岩」の三部作の一つ『穴 1級』でアップ

ガバに見えるポケットが意外と持ちづらかったがNボーイのムーブをパクって完登

ポケットからのランジが気持ちい


続いて隣りの『溝 2段』

この岩で一番傾斜がきつく高さのあるライン

Nボーイにとって一本指ポケットにばっちり2本入るので次のムーブを起こすのが楽になる

カチへのガストンデッドがカッコいい


核心のデッドをこなして

完登後にモヤモヤを残すライン取りをして完登

次回行くことがあれば登りなおそうかな

三部作は残り1つ

今回の目的課題『筋 3段』へ

先行者の方々のムーブをすべて参考にさせてもらう

ヒールをかけたこの体勢からのダブルダイノ


ランジの体勢になるのが中々きつくてスリップ

次トライでランジ体勢に入れたので腰が引けてしまったまま飛び出したら

振られをばっちり抑えられて2トライで登れてしまった

これにはびっくり

Nボーイは飛びすぎてかなり振られてしまうよう

気分転換に『甲羅 初段』と『ウニ 初段』を一緒にやる

『甲羅』は初手から傾斜をまともに受けて中々ハード

手に足ヒールをかけるのがきつい


『ウニ』は二手目取りに苦戦する

Nボーイはムーブを解明したらサックリ登ってしまった

二手目取りが核心か


僕は二手目に嵌るが得意のキョンムーブが決まると何とか登れた

飛びすぎのNボーイは

「やわらかく リップを包む あの風になる」と呟いた気がすると

突然シャオリー(消力)が使えるようになった様で

振られ、戻り振られにばっちり耐えて完登

かなり振られるランジ


締めは『重箱の隅 初段』

仲良くマントル落ちを経験してから完登

僕は『極楽鳥 3段』をやって何となくムーブができたので次回に期待して終了


翌日「城ケ崎」へ行く話をすると

ご一緒した方改めT中さんにアプローチや駐車場場の情報を教えて頂いた

丁寧にありがとうございました


夕飯はもちろん「さわやか」へ

静岡といえば

「おにぎりハンバーグ」を食べて

恐らく地元のスーパーのKOマートへ寄ってからホテルへ

23時過ぎに寝るも年のせいか3時に起きてしまいトイレ

その後は寝られず・・・

そして雨ザーザー

城ケ崎の乾きやすい岩も教えてもらったが

近づいても雨は強くなるばかり

待ってて乾かなかったらショックだという話になり

遅くなってしまいそうだが御岳に転戦することに

折角教えてもらったのにT中さんには申し訳ない・・・

次回行くときに参考にさせていただきます


行ってみたかった「アミノエリア」へ

キョロキョロしながら歩いていくと偶然『エクステンド 2段』を発見

触ってみるが、

先ず初手がきつくて遠い

そして上部の右手寄せが怖くてかなりシビア

初手と右手寄せが何とかばらせたので繋げトライ

寄せた右手が甘かったが押し切れて完登

ヒールがかかっているのでここからの右手寄せが怖い


夕方に見つけた『ロイシン』、『フェニルアラニン』は下地が上がりすぎてて消滅

プラスでかい糞が残置されてた

人の物っぽかったが手と知恵があるんだからせめて埋めろ

『バリン』はホールドが欠けていたのと下地が川になっており諦め

『トリプトファン 2段』は不可能だと思っていた各ムーブがばらせて

繋げトライでリップを捉えることはできた

が、

右手を適当に寄せたら落下

その後は再現できずでタイムアップ

nonさんとHeeちゃんは”今夜も”実家に泊まるそうなので

下道でゆっくり帰宅


これで今年は登り納め

年明けは暫く御岳に行こうかな

一応Nボーイともども静岡で袖の下をゲットしたので大丈夫だと思うが・・・















2020年12月13日日曜日

アトムの子供 in 瑞牆

最近はPCを触ったりスマホを見ていると厳しい指摘が入るようになってしまい

益々筆が遅くなってしまったが、

日々の登りの感動は時間と共に薄れてしまうので記録がてらにまとめてみる


今年もXデイが近づいてきた

山下達郎の「クリスマスイブ」は日本のXデイソングの中でも最高だと再認識させられる日々

すると

”僕らは大人になってもアトムの子供”だったのだという記憶が呼び起こされてきた

これは瑞牆の「アトム岩」を登るしかない



ということで、

社会の鎖から解き放たれたNボーイと瑞牆へ

出合いボルダーでは『サザンクロス 1級』をプルプルしながら完登

これは名作

怖いからもう一生登らないけど

また、

皇帝岩の『御門 4級』と『玉 2級』を登った

これで三種の神器が揃えられので満足

6級の『鏡』が悪く3つとも同じくらいのグレード感


「アトム岩」の『空をこえて 初段』のラインは何とも綺麗

押し切れない弱さを存分に発揮して

登れそうで登れないを繰り返した結果

数日かかって完登

繋げトライの間にマイナーチェンジも含めて最初に作ったムーブを4か所も変更した

この足上げに最後まで苦しめられた

方や右抜けラインの『星の彼方 二段』はNボーイがムーブを作ってくれたおかげで

棚がとれたトライでそのままサクッと登れてしまった

どちらのラインも面白かったが

『空をこえては』は至極のライン


高い課題といえばそれ以外に『雲が描いた月明かり 1級』も登った

最後のスラブ面が落ち葉だらけで死ぬかと思ったが

落ち葉を払う核心


暫く前のびしょびしょの時に足上げで落ちたFLトライ

Nボーイが初めて真剣にスポットしてくれたあの時に比べたら乾いていたのでなんてことはなかった。

1級にしてはかなり優しいが充実したクライミングできる良い岩だ


「嘆きの岩」の『夏への扉 1級』は

まぁ、夏じゃなかったので登りやすかった

バランスが少し悪い?

同じ岩の『日暮れの道 1級』

左カンテ近くの足を使うとラインも湾曲するし俄然簡単になってしまうので

トポに記されている直登ラインにこだわったがリップが止まらず敗退

アップだったので悔しくは、ない・・・、、

近いうちにリベンジへ



「計算岩」の『そろばん 5級』をドパンプしながら必死に完登

この課題は中々痺れるし内容が濃い

『数列 初段』は遠い初手取りと中間部のバランスの悪い足上げに苦労したが

どうにか完登

個人的に好きな課題

高い岩だが上部は『そろばん』より優しく助かった

同程度なら地面にな刺さって星が見えていたと思う

バランスが悪く嫌な感じの足上げ

『算術 1級』は新トポで初段からグレードダウンされたが妥当な感じ

止まらないと痛いけど止まると痛くない

近くの「沼岩」にある『スワンプマン 2級』はかなり苦労した

the 2級という感じのグレード感

登れて嬉しかったし、かなりおススメの課題

時期が違えば登れなかったと思う

隣の『ヌマガエル 3級』には敗退

まぁいいや・・・

「残され岩」の『未来 2段』はプッシュしきれず・・・

これはティックリスト入り

『少年 3級』は良くわからないムーブで一撃だった


『夜 2段』は疲れ切っていたからド敗退

これもティックリスト入り

『夜を待ちながら 2級』は疲れ切っていたはずだけどサクッと登れた

グレードのわりに大分登りやすい

疲れ切っていなかった証左、

得意ないつもの弁疏が白日の下に晒された事だし今シーズンの瑞牆は終わりかな





















2020年11月7日土曜日

手足の先端が痛い in 瑞牆

午後からの雨予報と気温の高さに一抹の不安を抱えながら瑞牆

先日とは打って変わって山形県エリア下の駐車場もガラガラ

車から降りると思った以上に暖かい

一人なので好きなように登れるため下から上へと上がっていく計画を立てる

「十六夜までの道程にある登りたい課題が全部登れちゃったらどうしよう」

と根拠のない心配に心臓の鼓動が高鳴る


先ずは皇帝岩を通過して言葉岩へ

思った以上に遠かったが、植樹祭公園から一番近い岩なので遠いのは当たり前だと到着してから気が付く

誰もいない

アップで『ダブルカンテ 1級』

準備していると1人また1人と人が増えてくる

ファーストトライで適当にスタートすると左手の親指の付け根を強打して痣になる

ショボーンとなりながら考えたムーブはことごとく起こせない

その内初手は取れるようになるが岩に乗りこめないし猫パンして流血

再度ショボーンとなりながら色々ホールを探り、

ヒールがだめなら膝を使っていくつかムーブを試すうちに岩の上に体が上がるようになり何とか完登

思った以上に強度が高かったが下仁田の『太郎カンテ』と同程度だろうか

ここからの足上げが核心か

続いて『言葉 初段』

やってみると、初手も止まらないしバラシも出来ないし参ってしまう

暫く触っていると、

ポジションが決まりさっきまで感じていた強度の高さが嘘の様に低くなりリップ取りまで繋がる

が、全く距離が足りず・・・

バラシで左手の持ち方を変えてみるとリップが止まった

「これからはITの時代なので僕もITクライマーになる」

との固い決意のもと瑞牆に乗り込んだ気がするので、

撮影した動画をその場で編集して体の動きを確認してみる

コツがわかると結構簡単

持ち前の運動神経の悪さから自分の動きがイメージできないのでこの方法は結構良いかも

最後のパーツがそろったので繋げトライ

意気込んだのに2手目で落ちる

そのまま臨んだ次トライで完登

ボルダリングらしい動きの名課題だった


誰もいないので

放屁でリズムを取りながら皇帝岩へ

昼近くになったので昼ご飯を食べながら登りたかった『剣 4級』のオブザベ

ここはガバ

プルプルしながら一撃

隣の6級より簡単な気がする

というか隣の6級は6級にしては難しいなぁと思いながら

『皇帝 2段』

一人っ子だから”小皇帝”のはずなので直ぐに皇帝になれるだろうと思ったが

2手目の振られず耐えられず後ろに吹っ飛んでショボーンとなる

本日中の即位を諦めて、

先日、「胃もたれしたんだ~」と言ったのに、

昼飯用のパンをついでに買ってきてと頼んだらしっかり購入されていたホイップアンパンをかじり、

奴はキットわざとやっていると邪推しながら山形県エリアへ


ほどなくしてキトラ岩に到着

先ずは『ヒドラ 1級』

クロスステップからの一手というか一足課題だがその一踏みが怖くてできない

何度もトライしていると、

右手の人差し指は痛いし、左足の先も痛くなる

そんな折、2人組がキトラ岩に加わり

既に登っているかたにコツを聞くと

「頑張ってポケットを引くと同時に勢いよく左足に踏み込む」という

乗り込みが辛くて苦労しているのに全く解決に繋がらないアドバイスを頂く

そんなアドバイスは無視して暫く今まで通りの感覚でトライするが現状は変わらず・・・

そこで、マットも増えたことだし

人の優しさを無下にしてはいけないと腹を括って“勢いよく”左足に荷重してみる

と、

体が剥がれかけながらも何とか核心を越えて完登できた

核心の一手

僕は最初からあなたを信じていましたと

破顔一笑して金言のお礼をすると一緒に『キトラ 初段』をやりましょうと誘われる

手足がボロボロでモチベーションは5%位だったが、

このお誘いは断ってはいけないと思い一緒にやってみる

結果、

何回やっても左足を浮かせるので精一杯でショボーンとなる

これ以上なんも登れないくらい手足が痛いし、だんだん暗くなり寒くなってきて

モチベーションは完全にzeroになったので下山


朝の心配はいつもの様に杞憂に終わったのでショボーンとはならず

自分のペースで登れて中々快適な一日だった

成果を出すのは難しいが家族で登るのもそれはそれで楽しいのでバランスが大事だな


 

 

 

2020年10月25日日曜日

黄葉と清涼を求めて in 瑞牆

朝寒の薄明に起こされて爆泣きするHeeちゃんを無理やり着替えさせいざ瑞牆へ

9時につくが駐車場は車であふれている

何とかねじ込んで準備をしているとUFOさんと遭遇

同じ岩を触るようだったが、

「準備に時間がかかりますよ~」と先に行ってもらった

まぁそこから準備と授乳とおむつ替えで小一時間はかかったと思う



阿修羅の岩に行く途中で『穴契約社員 3級』をFL

誰だかわからない人に声をかけられてたが同じジムのFKさんだった

怪訝そうな顔をしてしまったが初の眼鏡レスに加えてマスクじゃあわからないのも仕方あるまい

雑談してから『インドラ 2段』へ

指が起きていない様でイライラするが周りのトライ状況を鑑みず話し続ける人にもっとイライラ

地声が大きいだけだが、本人は気付いてないのか

気付いていないから地声が大きいんだろう

早く気が付いてほしいものだ

しかしその気持ちは伝わらず狭量な僕の心の内が舌打ちとなって漏れ出す

しゃべるなとは全く思わないが声がでかいのは勘弁してほしい

僕レベルでは「インドラ」のスタートは集中しないと初手が取れないんで

うるさい人は僕以下の高度だったがそんなことより寒い

10月は忙しく外岩の経験値が低いため服装をミス

半袖にフリースとアンクルソックスで午前中の日陰はまずい

9月は暑くて半袖で居られるのにひと月もかからずにここまで変わるとは、、、

Heeちゃんはダウンを着ていたのでホワホワしていた

高度は上がらなかったが、

「土木」同様にUFOさんのアドバイスで傍からはわからない大前進があったので満足

僕だけ


昼過ぎにnonさん希望のそばを食べに行ったが台の上には食券の山

店員は大勢の観光客を捌くのでてんやわんや

待ち時間に一番の目的である写真を撮ったりHeeちゃんのお世話をしつつ焦る心を静める

そして、山菜そばを食べ終わると14時過ぎ・・・


色々な事情を鑑みて駐車場から一番近い「ガリガリ岩」でnonさん

比較的下地が平らなイメージがあったが寝かせてみると案外そんなこともない

レジャーシートの上でズルズルと滑り落ちてしまう

まぁ、当然ながらぐずり出したため僕は抱っこでウロウロ

nonさんは17、8カ月ぶりの外岩で7級を何とか完登して満足

復帰後のジムも3回なのでかなり体力が落ちているよう

もともと貧弱なアプローチ力もかなり落ちているのでそこも含めて何とか戻してほしい


『石器時代』をやりに「岩小屋」へ

到着すると15時半で残り時間に焦るが誰もいないので周りに気兼ねせず楽しめた

僕が

先日の雨のせいかチョーク跡は皆無

岩の上に落ちることはないが上部から飛び降りるのがすこぶる怖い

スラブが下手なので足が信じられず不意落ちしたらの恐怖で腰が引けてしまう

お尻がでちゃう

なんとかリップに手を出すが存外にガバではない

加えて針葉樹の落ち葉が折り重なっておりかなりの恐怖

なんとかマントルを反す


約束の16時までに完登出来て良かった

しかし下山と車での帰り支度に加え授乳で16時50くらいに出発

Heeちゃんの世話と準備をいかに効率的にやるかが長時間登る(僕が)ためのコツだとわかった

初めて環境で物おじせずにほとんど泣きもしなかったHeeちゃんと

インドラと岩小屋でずっと世話してくれていたnonさんには感謝しかない

ガリガリ岩でぐずった時は中々ひりついたが『ガリガリ君』をやっていた2人に迷惑をかけていなかっただろうか・・・

抱っこしてすぐに離れたが本気トライではちょっとした雑音で集中が途切れちゃうから色々と考えないといけない

大人達(僕)のエゴに付き合わされるHeeちゃんには申し訳ないが、

クライミングをする2人(ほぼ僕)の元に産まれてきたのが彼女の運命だから諦めてもらおう

これからは3人で外岩でクライミングができるように手練手管を弄する必要がある

時間をかけてじっくりとが大切だ


2020年10月15日木曜日

静かな秋の一日 in 金剛など

パキった左手のリハビリ中にコロナが流行り
自粛していたら家族が増えたりして
外で全然登れなかった前シーズン
秋になってシーズンインしたので気持ちも新たにボチボチと岩生活を再開

以前全くできず情熱の残渣が辛うじて残っていた『三眼六臂 直上』をやりに金剛岩へ
数年ぶりに行ってみたら駐車場でやたら見てくる人がいる
一通りガンを飛ばし牽制し合ったところでお互いを認識
数年ぶりにH野さんと再会
距離もあり顔も十分に見えなかったしどちらも車が変わっていたため気が付かなかった
近況を話したりすっかり忘れてしまった『三眼六臂』の下部のムーブを聞いたり
『三眼六臂 直上』のムーブに加えてコツまで教えてもらう
色々頑張ったら何とか完登できた
カチはこの2つを使った

ただ、カチを2つ使ったことで直上というわりにはだいぶ左寄りのラインに
強度的には初段あると思うしこれでも良いのだろうけど
時間が経つにつれて釈然としない気持ちが頭をもたげてくる
以前は右側のカチのみで敗退していたので、
そのうち気が向いたら右のみで登りなおすかもしれない
『金剛 三段』をみるとスタートの突起が無くなっており愕然としたので移動

裏榛名へ行くと「卓越風」への林道が通行止めなので「乾燥の岩」へ
鬱蒼とした木々の間を歩き数年ぶりに見た『龍頭』はビッシャ

駐車場にて暫し日頃の行いを反省するフリをしてから急いで某所へ移動


『リベリオン』に圧倒されつつ洞窟を抜けて『ケイブイン 初段』
水に浸かっていたようでホールドには砂と枯草が詰まっている
加えて蜘蛛の巣だらけ
一通り掃除をしつつムーブを作るがスタートから2手の強度に絶望
こねくり回しているとコツをつかんで何とかなった
で、
頑張った結果マントルで3回落ちる
キメラからソリューションに変えてもやっぱり落ちる
これで4回
暑いしマントルのホールドは湿気ってる気がしてくる
苔生えてるし絶対に湿気ってる
これ以上やると体力が枯渇しそうだし岩が汚いので、
チョークをまぶしてブラッシングしマントルのムーブを作る
当初行っていたムーブと全く違うものになり反せなかったことに納得
やっと完登できたと喜んでいたら動画が行く方知らず
さっきあれほど反省したはずなのに効果はなかったのでもう反省なんてしないと誓いをたて
約束していた散歩の時間が近づいていたので直ぐに登りなおす
途中までは問題なかったが中間部でモタつきマントルではヨレヨレ
「メンタリック」以上にギリギリのマントルを反すはめに
ここから恐怖のマントル

いつも以上にヨレヨレでギリギリの登りになってしまったが、
こればっかりは仕方がない
車内で飲んでいたコーヒーをTシャツにぶちまけながら帰宅し、
動画を見せるとかっこ悪い登りだとの金言を頂き泣きながら散歩へ
数十年ぶりにブランコに乗ると中々に怖い
今シーズンもこんな感じの登りを披露するのだろう・・・






2020年2月2日日曜日

豆乳うどんと腹痛 in 御岳

登れないnonさんの散歩を兼ねて久しぶりに御岳へ
今回はNボーイおすすめの下道で突撃すると2時間ちょっとで発電所脇の駐車場に到着
高速代を2000円強払っても1時間半はかかるから行きは下道で良いかも
ということで、
ちょっと気になっていた「田中くんの岩」へ
想像していたよりかは小ぶりだがマット1枚なので不安
先ずは『田中くん 初段』
恐怖からリップ取りの一手が出せないこと2回
小ぶりと言いつつも想像していたより小ぶりなだけで十分高い
キョンで右手を出すか乗り込みで左手か・・・
悩んでいるとソロクライマーが登場しマットが増えて安心感が増す
リップは左手出しだと教えてもらい落ちる感覚を確認した次トライで完登

続いて『田中くんSD 2段』
後から来た人のムーブを真似する
岩のエッジで指皮が切れる初手出し

1トライ目でリップ取りまで行くも腰が引けており上手く捉えられず見事に落下
下部で力が入りすぎていた
しばらく休んだ2トライ目
リップを捉えるがだいぶ甘い
何とか飛ばすと良いところが掴めて完登
スタンドとSDでワングレードの差は感じられなかったが
上部に核心がある面白い課題だった
ここから左手を奥に飛ばした

『金子くん 初段』は染み出しでびっちゃなので『小野くん 3段』
スタートが染み出しで濡れてて上手くヒールがかけられないし、
一人でムーブ作ると疲れて一日終わりそうだから”賢明な撤退”
端的に言うと”華麗に敗退”をきめ
発電所の駐車場に戻って車で”いもうとや”へ
”豆彩麺”
豆乳と柚子胡椒を入れると味変してうまい

お腹いっぱいになったところで
nonさんとマットを残置して再び駐車場へ
とんぼ返りして”いもうとや”近くの課題『彩雨SD 初段』
既に取り付いていた人を真似て座って手が届くホールドでスタート
初手でフラットカチを右手でとってからの左手を寄せられず・・・
ガバアンダーへの左手出しの動きが良くわからず・・・
アンダーからの一手をバラしてみると
体を上げると左手首が不穏な気配を醸し出す
ここから体を上げると左手に痛みが・・・
何となくの手順を試してみるとスタートからガバアンダー取りまで繋がった
ここまできたら、
アンダーからの一手で左手首を痛めたくなかったので頑張ってリップへデット
もちろんいつものキョン
躊躇したが出せば止まった
捉えたリップと寄せた左手が思いのほか悪くて焦ったが少しずらしたらガバ
安心もつかの間、
マントルで小指と薬指をまとめていたテーピングがズレズレですこぶる焦る
どうにかこうにか完登
ホールドはかかりが良いので比較的登りやすい
反対に下降路は恐怖以外のなにものでもなくちびってしまったので、
マットを2枚敷いてもらう
初手で右手取りしたフラットカチを左手でもったスタートはワングレード下がる感覚
下地が下がったのかマットの上からでもフラットカチには手が届かない
まぁSDって尻を付けなくて良いし自己満だからどっちでもいい
『田中くんSD』だって身長2m以上ないとお尻なんて付かないだろうし

次に行く岩をトポで選びながら竹輪を食べていると
どんどんお腹が痛くなる
普段と違う食べ物なんて豆乳うどんくらい
豆乳のせいなのか?
豆乳ってお腹痛くなるのかな??
色々と大変なことになりそうなので駐車場にもどってトイレへ
トイレに籠るも「グリコ森永事件」は完全に解決されず
お腹に力を入れると大人の尊厳を失いそうだしnonさんも疲れたみたいなので帰宅
自宅に到着してもまだまだ登れそうな明るさでちょっと残念だったがうどんが美味しかったのでいいや
いや、
豆乳ガトーショコラが食べられなかったからリベンジに行かないと





2020年1月26日日曜日

さかってみた in 三峰

先々週に『さかり』が登れたので今度はSDだろって気持ちを昂らせる
で、全国一斉黒塗り選手権を見守る仕事をした翌日曜は見事に起きられず・・・
ということで今週
日曜日の天気が今一っぽいので気持ちを高めてむかえた土曜日はまぁ起きられずで実験
日曜日の朝、
降水の可能性が高まった天気予報に驚愕したが取り合えず行ってみた


岩は湿気りぎみで人も少ない
SDスタートから『さかり』スタートへのムーブは比較的すぐに出来た
が、繋げると『さかり』の”2手目出し”が全く安定しない
そこへ先日『さかり』を一緒にやった”電車クライマーの方”改め”Iイ”さんが登場
IイさんのムーブをパクるとSDからでも安定する
しかも一手減った
徐々に湿度が低くなってきて岩の感触も良くなってくる
で、バラシで後半部分を確認後の繋げは核心を越える
まぁ、そのまま登れずに岩の右側に入り込むムーブで落下
再度バラシで感覚を取り戻すと最後のガバ取りまで問題なし
ドキドキしながらの繋げトライは予想に反せずに最後のガバ取りで見事に落ちる
先日の雨敗退が頭をよぎる
意気消沈しつつNボーイに聞いたムーブを確認
バラシだと元のムーブとあまり変わらないが繋げるとどっちが良いのだろうか
Nボーイムーブ
そんな折
ソロの女の子に笑顔で会釈される
ひもへと消えていった
その後話しかけられたがドギマギするばかりで暫し誰だか分らず
女の子なら一度見れば顔を忘れないのが特技だったのに・・・
どうも先々週おはるちゃんと一緒にいた人だったよう
しかもak2さんの友達
髪型がロングからボブになっており全く気が付かなかった
「登れなかったです~、すご~~い」と言われたい一心で、
最近登ったNo.32の初段を薦めるとサックリ完登していた
計画は失敗に終わる・・・
強いし上手い

そんなこんなでレスト明け
”件の2手目ホールド”からの左手カチ取りができなくなる
指先で引っ掛けていたポッコリがどっかに行ってしまった
Iイさんも同じ感覚のよう
二人で欠けたのだろうと認識を共にするが
バラシだと出現するのでその認識は違うらしい
ポッコリがなくなると左手が出ない
湿度が上がったせいかヨレのせいかわからないが、
体の位置でポッコリの感覚が変わるよう
2人で再度ムーブを修正して再度Iイさんのムーブをパクらせてもらう
するとマントル時のヒールが切れてチビリつつもどうにかこうにか完登
ここでからの右手だしでヒールが切れる

Iイさんと再会を約束して三峰口駅へ送って帰宅

2020年1月13日月曜日

一里塚 in 三峰

新年はしばらく三峰に通った
通う気は毛頭なかったのだが、結果的にそうなってしまった。


体調はすこぶる悪いが熱までは出ずに三が日を無事に乗り切り
4日の登り初めは『凄まじい平ら 2段?』から
下地の高さで難易度が変わるらしいので、
なるべく下のフットホールドでスタートしてみた

ここからの足上げが核心?
上部で霜が凍っており焦ったが、何ともいえない感じで完登
件の凍結のおかげでクライムダウンが最高に怖かった
古い記事をみるとどうも欠けてホールドが出現してしまっているよう

続いて目的である『涼しいマントル』の隣にある『無名 三段』
核心以外の単発ムーブは比較的直ぐに出来た
核心であろう三手目の右手下げも色々やっているといいムーブが見つかった

ここから
ここに下げる
繋げてみると一手目の出来が全てを決めていることに気が付く
それには何をおいてもどれだけ足に負荷を逃がせるかのよう
で、
個々のムーブ成功率が低いなか繋げトライをしていると
何と核心を越えた
ドキドキしつつのリップ手前のカチ取り
で、
まさかのミス・・・
その後は核心を越えられず・・・
決めきれなさに衝撃を受ける
しかし、奇跡的にできた感が強くそれほど悔しくならず
熱は出ないが体調が悪い


去年と同様、
仕事が始まると体調が良くなる
月曜日にジム
最近瑞牆で『鳳凰 13b』を登ったAybさんに久々に会う
近況を話しつつ、
リードクライマーのAybさんに外でのボルダリングの話をして、
「外では不意落ちしないようにコントロールしてるんですよ」なんて鼻息荒く講釈を垂れた数十分後
ポケットのみの課題で不意落ち
前腕がピキーンとする
まぁジムなら不意落ちしても問題ない
指を伸ばした状態で薬指を甲側に押すと前腕に激痛
凄まじいショックを受けつつも週末に向けてレスト


日曜日
これはパキリではなくピキーンなので登れるはずだと自分に言い聞かせて三峰へ
テーピングをしてトライ
バラすと『無名 三段』では痛みが出ない
何たる幸運か
が、どのムーブも起こせない
そんな折り、
おはるちゃんとその友達が登場
Bishopや四国の話さらにはNボーイの噂話(悪口)に花を咲かせる
その後、暫く一人でやっていると
個々のムーブが起こせるようになる
繋げトライで初手どりを何回かミスるが、
上手くいったトライでしっくりしっぽりムーブがつながり完登
この課題は足にどれだけ負荷が逃がせるかがポイントで結構繊細な足づかいを求められた
勿論強者には関係ない
Five tenでの松島さんの登りは全くもって無理

で、
『奇妙な果実 直上 2段』に手を出すが、
ホールドの向きによるのかピキーン左に全然力が入らない
なぜだか怪我していない右手も上手く引けなった
自然の摂理に反している気がしないでもないが左手のせいで右手が引けないのも仕方がない
おはるちゃんに手の症状を話すと既に経験済みのようで、
「ちゃんとレストしないと痛みが手の平、指へと移って後悔しますよ」
と注意された気がする

人の言うことは結構聞くほうなので、
痛みが出る課題は避ければ良いことにして『さかり 2段』
『鉄骨 4段』をやりに来た東京の”電車クライマーの方”とムーブを作る
台風の影響で「鉄骨」のホールドが一部欠けており以前のムーブが起こせないそう
下部の核心ムーブ作りに手こずるが良いムーブを発見
で核心は超えられたが

核心ムーブ
岩の右側に体を持って行けない
これもバラシでムーブを作ると何とか出来るようになる
これまたピキーン左は問題なし

体を上げて後半パートへ
が、曇天の空からなにかが自由落下してくる
「雨なんて降ってないですよね」との認識を共有するが
なんか岩が濡れてくる
そんなか電車クライマーの方が完登
僕も繋げトライ
最後のガバ取りまで行くがまさかの届かず
ショックを受けつつバラすとホールディングを変えたら問題ない
ちゃんと最後までバラしておけば良かった・・・
後悔先に立たず
気のせいのレベルではないくらいに岩がどんどん濡れる中トライするも、
失敗知らずだった核心ムーブを起こす体勢にすらなれない
ラストトライで集中すると何とか核心を越えて上部へ
最後のガバ取りにむけて上体を上げようとすると・・・
結構良い右手がすっぽ抜けて後ろへ吹っ飛ぶ
「不意落ち」が頭の中を3回位駆け巡る頃に地面
スポットしていただいたおかげで死なずにすんだ・・・
手がびっちゃ、
濡れた岩が滑ることを知らなかったので勉強になった
で、三峰口駅へ電車クライマーの方を送って帰宅
まさかの敗退に涙でマットをびしょびしょにしつつ夜は焼肉


月曜日、
『さかり』をやりたいと一生に一度のお願いをして連続で三峰へ
着くと岩は乾いており気持ちがいい
というか暑い
マットを敷いて1トライ目
ムーブを失念しており初手で落ちる
で、続けての2トライ目で完登
特に意味はないがマントルはなるべく左から反してみた
多彩なムーブに加えて下地のスパイスもいい感じの面白いラインだった

ガバ取りの飛ばしムーブ
前日に濡れたマットを乾かして直ぐに帰宅
好天で気持ちが良かったので色々都合の悪いことは忘れた
何かお願いした気もするがそんなものは知らない
詰めが甘いと無駄が多くて困ることだけは覚えている2020の卯月