2019年12月29日日曜日

中途半端な最終日 in 三峰

休みに入るといつも体調が悪くなる
去年の正月休みはずっと37.5-38.0℃くらいの熱が出続けていた
今年もどうも今一
道を2回間違え、中津川の文字を見て三峰を過ぎた事に気が付く
頭が働いていない様で大分時間がかかって到着


人が多くて、気温も高い
先ずはだいぶ昔に完登している『涼しいマントルSD 初段』
強くなってるはずだから余裕だろうと意気揚々と混ぜてもらう
スタンドの4級は余裕の完登
SDは初手すら止まらず
何回やっても無理なので、
体調が悪いせいにして逃げるように「とぐろ岩」へ

数年前に間違ったラインで登っている『奇妙な果実 初段』
そもそも違うラインを登ったので登ってはいないか・・・
横っ飛びランジとムーブも独特で面白そう
日当たり良好だがやってみる
案の定ヌメってしまい横っ飛びのランジが怖くてできない
何回か躊躇しながらランジは出来ずに足を残すムーブになる
ランジできず
上部に入るとチョーク跡もなくad libitum

チョークが無くなる
暑くてチョークを持っていかれるため初めて手をズボンで拭きながらの完登
隣で登っていた人が足してくれたマットのお蔭で突っ込めた
ひやひやものだった


次は、
最近登られて息を吹き返した課題をやりにひもの方へ
アプローチのトラバースで体のバランスが上手く取れずひやひやしながら到着
バッチリ日が当たっているが、岩はそこまで暑くない
黒本では『鈴木朗氏による課題(No.35) 初段』
日本ボルダリングエリアでは『No.32 初段』
ムーブを作るがマントル部分が上手く出来ない
トーフックのムーブがカッコいい

取敢えず繋げてんみるがやはり無理
暫く考えて新しいムーブを作るとマントル部分がバラせた
早速繋げトライ
が、
繋げると全く起こせない
で、
バラシでも起こせなくなる
体調が悪い気がしてきてダラダラしていると完全に日が陰る
行けるだろうと思ったがやはりバラせず
足に意識を向けると、
最初のムーブでうまく重心が移せてマントル体勢に
この姿勢になるのに苦労する

そのまま完登


吐き気がするし血豆が出来たのでおしまい
帰り道でずっと吐きそうで2度ほど停車しつつラボに寄って細胞をいじってから帰宅
何かやりきった感が全くない今年最後のクライミングだった
あとは熱が出ないことを願うのみ





2019年12月21日土曜日

ザックリ in 小川山

シーズンが過ぎた小川山は駐車場が空いていそうということでお初のエリアへ
先ずは「東股沢」
Sきさんに聞いたら「行くことないよ、もっとやりたい課題をやった方が良いよ」
とアドバイスを頂いたので満を持して突入
予めS澤さんに課題の場所を聞いていたので迷わず「アストロ岩」へ
アップで『アストロノーツ 初段』に取り付くとFLASH
あっけなさすぎ
トポを見るとマントル時に右に逃げないと書いてあったので
何回か登るが・・・
これ以上左からは返せず、これより右だと簡単すぎ
続いて『カネゴンカンテ 初段』
下地消失

気を取り直して中洲エリアへ
『TOMOTOMO 初段』と『曳光弾 初段』と『梅見る頃を過ぎても 1級』辺りでもやろうかな
ワクワクしながら対岸に到着
カッコいい岩が川の向こうに岩が見えるが水量が多いし川が深い気がしてならない
そしてひょっこり顔を出している岩頭は明らかに凍結している
賢明な判断を下し
渡渉せず
まぁ突入したら氷で滑って川に落ちてヒートショックで心筋梗塞だっただろう
マット2枚背負って時間かけて来たのにメインエリアに移動
来なきゃよかった


気を取り直してもう1つの行きたかったエリア
「八幡沢上部」
ガラガラのため狙い通りビクター岩周辺に駐車できた
トポに5分くらいと書いてあったが
体感20分くらいかけて精根尽き果てて「福嶋ボルダー」へ
マット2枚は流石に重い
先ずは、
『シバライン 初段』
風が強くて飛ばされると思ったが上手いこと上昇気流に乗れて
3トライ目でリップを返す
6級くらいと言われている上部だが、
手が悴みホールドも分からず死を覚悟するが何とか完登
核心はどこだ?
次は『烈風 初段』
一手もので簡単らしいが左手のカチは苦手な形状で足も今一
youtubeに出てる動画は右手が左寄りのカチを使っているものが多いが、
トポ(ロクスノ)には「縦クラック沿のカチ」と書いてある
トポの右カチだとパツパツでスタートが多少厳しくなる気がする
スタートに苦労するが、
いい感じに右手が出せたトライで薬指に鋭痛が

ザックリ
かなり深く切れてしまった
すかさずアロンアルファで固めてevolvのテーピング
しかし
トライするたびには裂けては固めを繰り返す
そして右手はガバ周辺を叩くのみ
もうここまで来たくない一心で執念のトライを続けるが全くもってダメ
右手も痛いし
で、やる気もなくなってスタートホールドを撫でまわしていると
痛くないホールディングを発見
薬指が痛くない
モチベーションが復活するも
結果は変わらずであと5cm位が届かない
肩幅が狭い事と肩甲骨の硬さを嘆くがこればっかりは仕方がない
カチが強ければ関係ないし
右足の踏み位置をちょっとずつ変えて
エッジングからスメアっぽくしたトライで「パチン」といい音が鳴り初手が止まった
やっと初手が止まる
左手の人差し指が攣って気持ち悪い見た目になったが
残りはガバだらけだったのでそのまま完登
流石にここまで切れた手で登る気もしなくなり
帰宅
今日行った岩は全部マット一枚で良かった
足にきた一日
登り易いと言われる初段でも苦労するのが僕の現状で、
エッジが立っていないカチや距離出しに弱点があることを再認識
基礎力の磨き上げが必要不可欠だなと・・・






2019年12月14日土曜日

岩→登山→岩 in 瑞牆

登れないnonさんの軽い運動とリフレッシュの名目でアプローチが楽で居心地のいい瑞牆の金山沢へ
20分のアプローチに40分以上かけて到着
5月の骨折リハビリ時に灼熱敗退した『鷲は舞い降りた 初段』
熱中症になりかけるくらいの暑さだった時とは段違いのフリクション
ムーブは出来ていたのでサクッと完登
登る前の十分なストレッチが効いていたのかも
強くなったと勘違いさせるフリクション
続いて、
SDの『双生の荒鷲 2段』
ムーブを作ると比較的楽に出来た
最後のガバ取りで落ちてショックを受けたが次トライで完登
下部でホールドが判らず少しモタモタしてしまった

次は『ゴールドマウンテン 初段+』
フリクションが良かったことに加えて、
掃除されておらずティックマークがたくさん残っていたせいでFLASH
この課題は地ジャンではない疑惑が盛大に持ち上がる
”Sきさん”は地ジャンしていなかったのでやってみたが全くもって無理だった
もうちょっと粘れば良かったか
フリクションバッチリ

思った以上に早く終わったので瑞牆山荘へ
僕はハットエリアでnonさんは戻って増富温泉
ハットエリアは雨後で全く登れなかった日に散々迷ったあげく全貌を明らかにしていた
その時はマットなしで一杯一杯だったのでマット1枚でストックも持って行く
いや、ストック様と言うべきか

で、努めてゆっくりと山を登り
明らかにしていたはずの岩を探し求めて汗だくになってガンダーラ岩へ
ダウンを脱いでおけば良かった・・・
そして、まさかの誰もおらず・・・
記憶以上に岩が大きくマットの少なさに不安がよぎる
準備を始めると足が攣るが気付かなかったことにして『山ガール 初段』
2つの穴ポコを持ちながら左ヒールを掛けると
無かったことにはならず脹脛が猛烈に攣る
休み休みトライして、
穴ポコのホールディングは分かったものの恐怖から核心の飛ばしが出せない
「いつでも攣れるよ」と準備万全の左ヒールが掛かっているのでどこに落ちるのか今一予想できない
飛び出しのリハーサルを数回してマット位置を調節
ママよっ!と飛ばすと左足は何ともなかったが右手のみマットでマット脇に左足と御ケツからマジ落ち
内臓が潰れて”ぐえっ”となる
恐怖からヒールへ十分な負荷を掛けられず腰が引けてしまった結果の最悪な落ち方
ケツがこれ以上割れなくて良かった
ぐえっとなった瞬間
飛ばし先がガバだと分かったので泣かなかったが足が猛烈に攣る
残り少ないアクエリアスを飲み干し
竹輪、いや、竹輪様の存在を思い出して板チョコと一緒に一気食い
竹輪は塩分とタンパク質が多いので運動中には最適だと思っている
で、時折吹くマットが飛ばされるほどの強風に耐えながら休んでいると何とか回復
飛ばしも成功
飛ばしの一手
右手を寄せたいのだが上手くバランスが取れない
落ちたら今度こそ振られてどこに行くか分からないし、
足が攣りかけているからもう登りたくないという一心で色々とこねくり回し、
再度のママよっ!と左手を飛ばして完登

休んでいると
nonさんから「温泉出てお汁粉も食べてもうやることが無いから迎えに行く」と連絡が
「『ガンダーラ 2段』の下部ムーブだけでも作らせて」と返信
下山時間も含めて残された時間は30分程なのでさっそく取り掛かる
1トライ目はカンテを取ってからの右手寄せで振られて落ちたが、
得意のキョンを発動したら問題なさそう
キョンで振られ知らず
次トライでしっかり腰を落としたらキョンが決まりそのまま完登
一人で岩と対峙する充実した時間を過ごせた
グレードは置いておいて岩もラインも好みだ

マットを片付けていると太ももまで攣りだす
足的に最後のトライだったのかもしれない
マットを1枚にした英断と
ストック様と竹輪様に御同行願わなければ取りつくことすら出来なかったと思う
帰りは落ち葉に滑りながら何とか転ばずに下山
運転中に右足が攣ったが休みながら帰宅












2019年12月7日土曜日

良い課題は良い in 芦ヶ久保

福岡では美味しいものをたくさん食べた
"shinshinのラーメン"、"みやけのごぼう天うどん"、"吉塚のうなぎ"
名店では無かったが水炊きとイカ刺も美味しかった
満喫、満喫
もちろん発表もちゃんとやったし色々と勉強してきた
で、
終わり良ければとはいかず帰りの飛行機が欠航
ケチな経理係長に交通費を出し渋られる懸念があったので事務に「ホウ・レン・ソウ」
早めにカウンターに並んだこともあり、
2時間半くらい遅い便に搭乗できて日が変わるちょっと前に帰宅
金曜日では体力の回復もままならず、
久々にNボーイと約束をしていたのにまさかの寝坊

どこに行くか話し合い春にどぶ川に落ちた臭い記憶のある芦ヶ久保へ
僕は春に敗退したJason kehl初登の『Buddha Belly 初段+』
Nボーイは『Cryptochild 三段』
懸案であった台風の影響で岩につき刺さっていた流木はずらされており問題なし
ムーブを確認すると前半のヒールからの一手が止まらないし後半のカチ取りが怖くて出せない
前回はマントルが反せずに敗退したのでそれ以外は余裕だと思っていたが・・・
やべーなと凹む
徐々に体が動くようになると後半パートからマントルは問題なし
でも繋げるとどうなんでしょう
で、繋げトライ
やはり前半のヒールムーブの精度が低く、
ジャストミートしないと余裕をもって中間部分のシーケンスがこなせない

いざ中間部へ
ヒールムーブで膝痛が発症するのに加えて、
体力と指皮が持って行かれるなか何回か無理やりやるがどうも今一
そこで、
以前できなかった記憶のあるキョンムーブにすると余裕でベストポジションを捉えられた
完登の気配が一気にます
集中したトライで上部カチ取りムーブで痛恨のミス
大レスしての次トライ
件のカチ取りで足が切れて少しちびったが何とか完登

カチ取りで初めて足が切れてビビる
ムーブの強度と多彩さ、岩のサイズ、下地のスパイスがバランス良く揃った良課題だった
グレードとか関係なく良い課題って充実感や満足感が全然違う
次来るときは、僕も 『Cryptochild』やろうかな

個人的に好きなポジション
マットとスポットの為に声をかけるのも気が引けるため、
既に落としているのに誘ってくれたNボーイには感謝しかない
流石にこの課題を一人でやる実力はなかったし・・・

先日の「ジグザグ」と同様に勢いをつけてヒールに乗り込むムーブが出来ない
手が良かったり、止め先が良ければキョンや足が切れても問題ないが、
より高難易度な課題ではそんなごまかしは利かず、
弱点になるに決まっている
股関節の可動域問題だけでは無いような気がする
恐らく股関節の回旋からヒールへの乗り込みが連動出来ていないのだろう
ヒールのねじり込みが出来ていないのか!?
無駄に膝を痛めて終わり
克服すべき重要な問題点の一つだ
何をすれば良いのか分からないが・・・






春に登っていた同じ岩の2課題も載せておく
先ずは『ハング左抜け ungraded』
ハングの基本の様な良課題で登り易い
瑞牆の「花畑」をイメージしてくれたら遠からずといったところ



裏面の『杓子菜 ungraded』はムーブが面白い
ハング左抜けの次に触ると丁度良いかも
後ろのどぶ川が良いスパイスになっている
Nボーイがスポットしてくれたら落ちずに済んだのに
スポットしてくれなかったせいでNボーイの代わりに落ちた
右足をねじ込むムーブの発見でどぶポチャの可能性が激減
Nボーイに再登するように進めるが僕の魂胆を見抜いているのか拒否される
振られて落ちると登攀者かスポッターのどちらかがどぶポチャするので注意



この岩は大きく登りごたえがあるうえに、
低グレードの課題もあるので強傾斜のクライミングを楽しめる
強い人は『Cryptochild』を是非
ただ、道路から丸見えで民家も近いのでマナーには注意を


三峰に移動したがなにも登れずに終了

2019年12月1日日曜日

フラッシュバック in 小川山

殆ど読んでる人がいないので敢えて書くことも無いし、
気持ちが入らないことに加えて中々書く時間が取れなかった
まぁ、自身の備忘録になるだろうということで数週間前の記憶をたどりながら書いてみる

前回骨折敗退した課題を触りに小川山へ

先々週の話だが、
忘却岩の『マントル 2級』を3トライ位しながらアップ
『忘却の河 2段』のムーブを作ろうとしたがヒールが全く掛けられず
意気消沈しながら『忘却の果て 初段』を完登
トイレ散歩から帰るとあら不思議、
ヒールが掛けられるようになっていた
直ぐにムーブがばらせたので繋げトライ
その矢先に、
完全に自動化した無駄のないムーブの全く知らない人がマントルでフォールして開放骨折
直ぐ近くにいたので着地の瞬間に折れたのは分かった
消防に連絡
連絡したせいで個人情報は取られるし警察の実況見分にまで同行を求められる
ボルダリングを知らない女性警官の「なぜヘルメットをかぶらないのか」という頑なな疑問に
ぐうの音も出ないほど論理的かつ懇切丁寧な対応をする
捨て台詞を吐かれたので、
「(勘違いしてたんだから考え直せばいいのに料簡がせまいなぁ)ご迷惑をおかけしました」
と言っておいた。
で、その日は時間も無くなるし、寒くなっちゃうし、マントルが怖いしで、
マントルを反せず敗退
凄く鮮明なマントルの映像に引っ張られて手順を間違っていただけだが・・・


既にそれなりの数のマットが敷いてあったので位置をあまり深く考えていなかったが、
彼より前に取り付いて繋げトライでマントル落ちしたら骨折したのは僕だった可能性がある
マット位置や怪我の初期対応に対する反省を消化するのに結構時間がかかった


で、
小川山へ
寒いので車でグタグタしたり
忘却岩の前で準備運動している華やかな集団に後れを取りながら
『マントル 2級』でアップ
やはり手順を間違えなければ問題無い事を確認
他のパートも確認するが、
岩が冷たすぎるので『忘却の果て』を登ったりして時間を潰す
陽があたり多少岩が暖かくなったので『忘却の河』をトライ
ヒールがすっぽ抜けて速攻で落ちる
暫くグタグタした後のトライで恙なくマントルまで繋がる
手が悴んでホールドが良くわからなくなり骨折時の映像がフラッシュバックしたが、
どうにか完登
ムーブが面白い
この課題はマントル2級が安定して登れるならできる気がする


次は『忘却の果てSD 2段』
2手目が悪くてばらせない
暫くやるが出来ない
華やかな空気に付いて行けないし、
人がいっぱいることによるストレスのせいにして移動


やってみたかった『ジグザグ 2段』
意外と岩が大きくてびっくりしたがマットが沢山あったので安心して取り付けた
ヒールが低確率でしか残らずリップ取りで左手が痛くなる
昔は最後のドガバのほとんどが土に埋もれていたようで、
カチからの飛ばしムーブではなくヒールからのアンダーでしっかり体を上げるムーブを選択
暫くやっていると足飛ばしのコツがつかめてきて
上手く乗り込めたトライでフットホールド聞きまくりながら完登
バランシーで中々面白い課題だった
まぁ最後はドガバを使っているので何とも言えないが・・・
この姿勢になり乗り込むのがバランシーで面白い

で、
移動するのも面倒なので
直ぐ近くの『瞳の奥』を触る
良い位置にヒールが上がらずに負荷をかけるに至らなかったが、
右足を極小の穴ぽこに変えたらヒールが上がるように
早く帰らないといけないのに粘ったのだが完登には至らず。。。
というよりヒールに乗り込んでポケットを触る事すら出来ず
出来ないムーブに固執して改善しない悪い癖が出てしまった
出来たかどうかは別にしてもっと早い段階から色々試してみるべきだったのに、、、


不完全燃焼だが、
怪我で福岡での学会(美味しいものめぐり)をキャンセルするという最悪の事態にならずに済んだので及第点の一日か・・・



 


2019年11月10日日曜日

女心と秋の空 in 小川山

触ってみたい課題が出来たので小川山へ
現地でNボーイと合流
天候も良くコンディションもばっちり
Deraさんも誘っていたのだが、
金曜日に鼻水ダラダラでゲホゲホしており
結局おじゃんに
Nボーイが「大の大人が風邪なんてひいて自己管理が成って無い」等の罵詈雑言をのたまっていたので、
僕はDeraさんを責める様なことは一切口にせずに
「そんなことを言うもんじゃあないよ」と大人の態度でたしなめた
そんな記憶が残っている


という事で、
以前散策した林の中ボルダーでNボーイが触っていない『太古』と『太鼓判』でアップ
白くなっているところを全部使ってしまったが、
限定が有るのかもしれない

ヒールを掛けてみた

Nボーイに『穴フェイス』触りますかと誘われるが「まだ気持ちが出来ていない」と断り、
『穴社長』触りますかと誘われるが「指が痛くなるから嫌だ」と断る
ビビッていることは気が付かれていないはず
で、わがままを通して『静かの海』へ連れて行ってもらう
『虹の入り江』の隣の隣にあったのね
『豊の海』もあって全部「月」から名前を取ったのかな
室井氏の課題目は本当に素晴らしいものが多い
某外岩コンペのひどい課・・・
いざ触ってみると直ぐに足が攣った
ストレッチをしつつ、
色々とムーブを作りながら「おんな心と秋の空だなぁ」と話に花を咲かせる
午後になりNボーイは美容室で西島秀行にしてもらうために下山
一人になり、
暫く他人のムーブを真似してみるも状況は打開されず飽きたし疲れてきたので下山

「低きに流れない」と誓った気もするが、
そんなことはもう忘れたので林の中ボルダーへ
攣りの少ない大きな筋肉を使う『田島ハング』をやってみることに
ワントライ目で無理やりリップまで行くが力尽きて落ちる
初手から結構強度があるので
マントルまでのムーブを洗練させる

このトーフックの発見で省エネ

繋げるとマントルが返せない
この頃から足と手の指が攣り始める
活動限界が近づいてきたようなので焦ってトライするも無理
マントルが一度も成功しないのに繋げトライに拘泥してはダメだと思いバラシ
ヒールの掛け方を縦から横にすると問題なく返せるようになった
足が高い位置でのヒールでは足首を寝かせないと荷重できないことをすっかり忘れていた


見えないが横ヒール

気合を入れたトライのマントルでまさかのミス
先日瑞牆で知り合いになった人に「それはいただけません・・・」と言われ
意気消沈して反省の軽量化の旅に出る
戻ってきたトライで完登

別のエリアに移動するも活動限界を迎えていたので課題の雰囲気を掴んで終了
最近昼前から手足が攣るのだが
どうしたもんか・・・
あ、天気は一日中最高でした


帰りに信号無視の車と正面衝突しそうになるが「ザ・ワールド」を出して事なきを得る
スタンド使いで良かった
 

 

2019年11月2日土曜日

久々のNボーイと圧倒的なキーナン in 瑞牆

11月になったということで瑞牆へ
今回は気になっていた課題をいくつか触りつつ
シーズンに向けて体と指皮を慣らしていく算段
 
体と指皮と心が鈍ったNボーイに会えたし、
キーナン・タカハシの『百鬼夜行 FL』を目の当たりに出来たのでそれだけで満足
キーナンは人当たりも良く、
僕もこうありたいもんだとつくづく思ったが
人間が出来ていないのでまぁ難しいだろう
 
百鬼夜行をFLするキーナン

心地よい気温と美しい景色の中
中々に充実したクライミングができた
 
美しい景色の小径

Nボーイが新天地に旅立って早ひと月
ジムで会えないのはつまらないが、
これまでの様に外岩で一緒に登れるからダメージは少ない
彼が新しいジムで上手くやれているかは分からないが、
ジムなんてトレーニングの場でどこのジムにも煩わしくて時間を共有したくない人間はいるだろうからどうでもいいでしょう。
結局は外岩が楽しめればそれで万事OK
Nボーイは直ぐに心身ともに戻してくるはずなので、
次会った時に「本当にトレーニングしてきたんですか」と
一瞥されて置いて行かれない様に精進せねば 

『ガリガリトラバース』と『ガリガリ君』で色々削れた

バカなので登るなら上方向でしょうということで、
気になる課題は『ティンバーヤード』と『裂けた青空』

陳腐な言葉だが美しい岩だ

カンテに沿った重心コントロールが大切な課題だが、
僕は足が上手く捌けなくてぶらーんとなる
 
ぶらーんとなっちゃう

『ティンバーヤード』はマントルさえ気を付ければ
気持ちよく登れる課題
高さもあり充実する
登る前にライン確認を忘れずに
 
ここからのラインが分からないと怖い

『竜王』はマントルを確認していなかった事を非常に後悔
一緒に触っていた方に
「マントルもそこそこ悪いみたいですよ、ここもホールドとして(マントル後に)使えるみたいですよ」
とアドバイスをもらい
「そうなんですね、ここも(マントル返すときに)使うんですね」
という擦れ違いから危うく返せない所だったが、
スタートで小指がこれ以上痛くなるのは勘弁なので必死に返した
完登後にお互いの勘違いも解消
 
このムーブは気持ちがいい

ということで、
『スラッシュフェイス』には相手にされず『ストレートフェイス』のマントルを必死に返したり
花崗岩の洗礼を此れでもかと浴びて指皮と前腕とその他もろもろがガリガリに削れたり
足置きがこれまで以上に疎かになっていることを確認できたり
キメラをハーフサイズ上げたことが間違いだった可能性が浮上したり
ソリューションのソールが削れて黄色い内臓が見えちゃったり
と、
秋の夜長につくづくと静かに思惟すれば
目標に向けて甘い気持ちを切り替えるという
何も考えていないと同義の結論にいたった
 
若干色が悪いが美しい瑞牆

登りたかった課題が登れたので
次からはヒリ付くクライミングを始めたいな
低きに流れる弱いメンタルを払拭せねば

 





2019年10月6日日曜日

グロバッツと共に in 小川山

土曜日の仕事後、
風疹の抗体価を調べにSきさんが最近開業した病院へ
土曜日でも17時まで診察してくれているので助かる
整形外科でも抗体価Check→ワクチン接種がOKなのにはビックリ
Sきさん、
顔は笑っていたが仕事と子育てで全然登れていなくてストレスが溜まっているよう
電子カルテに”ボルダリング週2回”と書いていた
「明日小川山に行くんですよ~、ワクワク」
その一言でストレス性の手の震えが発症して採血で動脈が・・・
なんてのは困るので
余計なことは言わない
口は災いの元
まぁ、綺麗な看護師のお姉さまが採血してくれたので関係なかったが
もう、院内の空スペースにMoon board設置するしかないです・・・
チョークはPD9使えば汚れませんし。

ということで、
「僕のシーズンは11月からです」なんて公言していたが、
ラグビーで日本がサモアに完勝したし、
何か行けそうなこの機を逃したらいかんという事で
約4ヶ月ぶりの外岩
Takさんといざ小川山へ
Takさんは2年半くらい前に一緒に行って以来の小川山だそう
最近禁酒したら体重も落ちめちゃくちゃ強くなっている
Nボーイにも声をかけたのだが、
”岩より大切な何か”を見つけてしまったようで、
「日曜日は・・・・」
なんて以前には考えられないにべにもない応答


道中の雨でひり付く車内
長野県に入ると天候は好転し
市場辺りでは日も差している
曲がり角を通り過ぎては戻るを3回繰り返した気がしないでもないが、
何事もなく「あちばけ湖」を通過
が、がが
小川山に近づくと路面はびしょ濡れだし
ぽつぽつと何かが空から落ちてくる
レタス畑のスプリンクラー故障では無いレベル
シケシケの駐車場でどこに行くか話し合って
雨でも大丈夫そうなナイトナース崩壊エリアへ

アップは「メイ 3級」「ルー 2級」
ちょっとシケっていたし、
久々の外岩で怖くて足がお留守だったがなんとか1撃

徐々に天気は回復し
時たま薄日も差してくる
結果、一日中登れた

ギガント側へ
4~6人位がマシンガントライで取り付く暇が全くなかったが
隙をみて
「ファルコダイレクト 2段」で定着しているSきさん初登(?)の「パスコ 初段くらい」
に取り付く
ムーブを真似たワントライ目は落ちたが
バラしたら良いムーブが見つかり
次のトライで登れた

核心の一手

右手を出せば大丈夫
 
当然ながらTakさんも「ギガント 初段」をサックリ完登 
「バルカン 2段」を2人でやる
指と膝に大きな負荷がかかるので、
途中「ファルコ」とかもやりますかと聞くと
人が多くて取り付けないから嫌だそう
野郎2人では爪弾きにされる世知辛い現実に涙と手汁をまき散らしながら「バルカン」
その集団は居なくなったが直ぐに違う集団が
こっちは年齢層が高めで取り付く余裕が有った、
お口直しに「モンスリー 1級」を適当なムーブでFL
「バルカン」に戻って
色々頑張るが僕は指とぶつけた御桃尻が痛くなって終わり
Takさんは惜しいところまで行くが
ミスって指と膝が痛くなって終わり


20年ぶり位に短髪にしたTakさん
以前はどうみてもシュテファン・グロバッツだった
という事で、
Takさん希望の「グロバッツスラブ 初段」をやりにクジラ岩へ
ずっと触りたかったが
高さと人の多さにひよって近づかなかった
「エイハブ」を登って以来のクジラ岩だが
逆面は相変わらず人が多くてカオス


スケールが伝わらない

「グロバッツスラブ」は何人かやっていたようでマットが沢山あって安心
Takさんは1トライ目で上部のポッケを取ったが
まさかまさかの不意落ち
ほぼオンサイトであそこまで行くなんて
グロバッツが憑依したとしか思えない
流石WSのシュテファン・グロバッツ
その後、
一緒にやってた人曰く
良い子はマネしちゃいけないムーブで完登

Takさんの飛ばしムーブ
という事で、
一緒に林の中ボルダーの岩さがしへ
Takさんに好きなの触ってくださいと言ったが
気を使ってくれて僕に付き合ってくれた
戻ると
一緒にやっていた集団は帰り支度をしており
マットは2枚に
ホールディングのコツが分かったり
靴を変えたりしながら
10分位トライすると何とか登れた
先ほどいた人に教えてもらったガバ取りムーブをやってみたが、
足位置が違っていたようでちょいリスキーな体勢

この足だとガバが遠い・・・
移動して30分ほど岩を触ったが
「グロバッツスラブ」でも右手の人差し指を酷使したし
指先と膝、尻が限界だったし
湿度が増してすこーし雨が落ちてきたし
と尤もらしい理由に心を落ち着かせて
サクッと諦めて帰路へ


「やはり高い岩は良いですね~」と岩談義に花を咲かせ
夕飯はストローハットの炙りチャーシューカレー
岩への感覚が近い人と登るのはやはり楽しい
あとは、Nボーイがこっちの世界に戻って来られるかどうかだな。。。










2019年9月17日火曜日

古の都奈良とぐるっと和歌山 Day5

今日も早起き
朝飯前に散歩
先ずは「浮見堂」

浮見堂

つづいて、二月堂

人が居なくて快適
 日中はカオスになる
東大寺へ
誰もいない
日中にも大仏を見に行ったが
人、鹿、フン
で酷い状態だった


朝ご飯を食べて
再度東大寺へ


続いて
「興福寺」

東金堂も中々良かった
この旅最後の興奮ポイント
「国宝館」へ
見たい仏像が見られて最高
 
 
辰野金吾が設計した奈良ホテルにて昼ごはん
サンドイッチ
戻って、
「春日大社」

灯篭

もう国宝が沢山見られて大満足
締めはやっぱり
「唐招提寺」

奈良最高
再訪したい地ナンバーワン

そして、
この旅に向けて購入したNew balanceの990 v5が最高だった
至極のホールディング
少し大げさだが、
いくら歩いても足が疲れない
寺社仏閣に入って、
スリッパや裸足になると急に足が痛くなる
しかし、また履くと問題なく歩ける
素晴らしい靴

古の都奈良とぐるっと和歌山 Day4

本日も早起きして高野山へGo
「檀上伽藍」

金堂
不動堂

 「角濱」にてゴマ豆腐でエネルギーを補給しながら
胡麻豆腐
 大門へ
大門
続いて、
奈良へ移動


先ずは「だんご庄」
きな粉だんご
素朴だが美味しい

お昼は
そうめん発祥の地である三輪へ
日本最古の神社「大神神社」の近くにある
「そうめん處 森正」
 
冷やし長そうめん
確かに旨い

「法隆寺」に寄りながら

仁王像は修復中

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お宿は「江戸三」
僕の大好きな藤田嗣治も訪れたそう

この離れが宿
 窓から鹿が見える


 
夕飯を一品一品運んでくれる贅沢
上品な料理で美味しかった