2018年1月28日日曜日

土木工事 in 渡良瀬

雪が消えないがどっかに行きたい
Nda君に声をかけて
赤城に行ったら『土木』のリップは雪の中
ロープが無いと掻けないレベル

ということで、
渡良瀬に連れて行ってもらった
『ピキピキ 1級/初段』と
そのSDの『black sabbath 2D』をやりに
着くと、
岩の下が池
もうどうしようもないほど池
ということで水抜きの水路を着工
童心に帰れて
中々楽しかった


何とか完成して水抜き
流木を組んで足場も完成
シーズン初めにこの土木工事は必須らしい
パナマ運河並みの難工事が予想されたが
過去の水路跡がうっすら残っていたので
魅惑のゴットハンドと文明の利器「木の枝」でも出来た


相当時間がかかったが
早速クライミング!!
この岩は甚だクール!!
約130°で天然のムーンボード


先ずはスタンドの『ピキピキ』
一手目は直ぐに取れた



悪目のカチから、
次のリップが取れるかどうかの
ほぼ1手ものの課題
とび先がほぼ見えないので難儀したが、
段々と左手出しがコントロールできるようになる
が、止まらず・・・
体が回転しちゃう
何となくコツを掴み


振られ、回転に耐えて
いざマントル


しかし、、、
リップが苔と雪
雪と凍った苔で手が悴み
徐々に感覚が・・・
雪で靴は滑るし
全く反せずだったが、
Nda君のアドバイスでどうにかこうにか、
本当に不細工なマントルで完登
まぁ初めての経験だった


 
ムーンボード同様に
僧帽筋がバキバキになる課題だった
あと、何故か左手首がメッチャ痛くなる
Nda君も左手首が痛くなったらしいので
そういう課題みたい
 
次は『black sabbath』
結果として、
ピキピキのスタートに合流できず・・・
いや~下部の強度も半端なかった
いつかできるかな~
苦手なムーブなのだが、
圧倒的に足りてないものが分かった
違うムーブを考える必要があるかも、、
 
ということで帰路へ
そばの定食屋で夕飯
隣の席のおっさん達に
鹿肉の焼肉と
蜂の子(幼虫と蛹)とほぼ成虫を焼いたのを頂く
蜂の子は炙ったカシューナッツみたいでめっちゃ美味しかった
個人的には、
幼虫>蛹>成虫の順
これまた良い経験でした

2018年1月20日土曜日

久しぶりに暖かい in 金剛岩

気温が高くて暖かい
寒い時には絶対行きたくないところ
そう金剛岩に久方ぶりに行ってみた
日当たり悪いし、、、
昼過ぎに到着
ダウンが無くても問題ないレベル


最近データ処理ばっかりやっていたせいか
左膝に加えて、
左腰(脊柱起立筋)と右肩(僧帽筋)にも強い痛みが・・・
そんな満身創痍でも
「サンガンロッピ直上 初段」をやってみる
スタートで左ひざに痛みが・・・
結果として、
種々の痛みとは無関係に
直上の左カチで引き付けられないことを確認

暫し散歩に行く
大きい岩は見つからず・・・
逆層の汚い岩が唯一登れそうだった

「サンガンロッピ直上」は敗退
ではなく、
膝に悪いから渋々の撤退
という記憶に書き換えて
直ぐとなりの「呪文 2段」
以前から、
右手での初手は問題ない


だが、
リップへ飛ばせなかった課題
足位置を色々変えても・・・
今一しっくりこない
きっと足が長いからだな
じゃあって事で、
初手を左手で取ってみると、
リップへ左手を飛ばせる
でも、
右手をリップに出すムーブが見出せず・・・
そんなこんなで、
スタートのコツを思い出し
初手の持ち方を「特殊カチ持ち」にすると、
大分引き付けられることを発見
「特殊カチ持ち」は下仁田の「下から登ると初段」のスタートで見出した
TakさんとかWak君とかに勧めたけど、
全くもってしっくりこないらしい
僕の親指が長いのかも。。。
でも、結構理に適った持ち方な気がするんだけどなぁ

急に気温が下がって寒くなってきた
早く帰りたくなったので
見出したコツを意識してリップ出し
取り損ねて指皮がベロリンちょ
次トライでリップが止まった
が、振られに耐えられず左手が外れる
ということで、
背中を意識して右手を出したら


振られに耐えられた
スタートに手に足して


初めてのマントルへ
下部はもうやりたくないので
必死でマントルを反して
何とか完登
アドリブだったからマントルが簡単で助かった
ほぼ2手の課題だが、
苦手なタイプで苦労した


 

2018年1月16日火曜日

右の次は左でしょ

右の次は
左ひざを痛めたって話
負傷から完治までの過程を後で見返せるように
備忘録

<考えられる原因と経緯>
年末の135°壁の
ピンチピンチスタートの黄色
2手目取りでヒール使ったら痛めた、多分
結構掻き込んで体を持ち上げてたからなぁ
後は、裏榛名の竜頭
どうやら、膝を垂直方向から少し傾けた状態(外旋?)でヒールして、
強く掻き込む(足で引き付ける)と痛めるらしい
なのに、
股関節を開いて(外旋?)ヒールで掻き込んだ方が体が上がるから
この悪いムーブを多用してしまう

年末、年始は違和感を感じながらクライミング
年が明けて痛みが強くなる
年明けに、
キューブの課題と
下仁田の『迂回トラバース』
で現状をハッキリと理解した
「これはヤバい・・・」と
最近の外岩では、
体が冷え切ってるのにヒールかけまくってたからなぁ
登る前にストレッチはしているが、
冷えたら一緒だしなぁ
週末の下仁田では全くと言っていいほど登れず。。。
迂回トラバースでちょっと無理したのが祟ったかなぁ~
しかし、Nonさんがクラック状岩の3級を登れたので良しとしよう
最近頑張っていたから成果が出て良かった
外岩への取り組み姿勢も大分変ってきたし
「あと1回」
を3回位繰り返しての完登は
もう外岩に嵌ったと言っていいのでは!?

<現状>
話を元に戻して、、
週明けのジム、やはり痛みがある
白壁、135°でヒールを使うムーブはことごとく痛い
加えて、掻き込み、乗り込みも痛い
夏前の右足と同じ症状だ
その時の痛みを5とすると2~3位か
歩く走る等では痛みが無いので、
これ以上悪化させない様に自重しないと

<対策>
ジム、外岩に関わらず、
登る前は膝周りのストレッチをきちんとやる
後は、日々太ももの筋肉を解す
職場へは徒歩なのだが、
年明けから無印のぺったんこスニーカーを履いていた
これを、ちゃんとソールがあるスニーカーに戻す
デスクワーク時に左足を下にして足を組まない
炎症を起こしているのが、
外側副側靭帯なのか、腸頸靭帯なのか良くわからんが、
患部には触らずに・・・
前回はこれくらいの痛みの時に、
外岩で無理したら完全に終わった
その反省を生かさなければ、、
かといって、
クライミングを0にしたらストレスで爆発するので、
サポーターを着けてのクライミングで行こう
痛みの出ないMoonboardに籠ろうかな
外岩は左足を使わない課題をやるか


う~ん
これからが良い時期なのに
何とも言えないなぁ~

2018年1月7日日曜日

恐怖のスラブ in 裏榛名

登りたかった課題をやりに裏榛名へ
カッコいい外観


これ、
『冬眠 初段』
一見簡単そう
だが、
そばに行くと分かるが、高い
涸れ沢の斜面にあるので、岩+αの高さがある。
スラブ面で立ち上がるのに、
右と左からの2つのムーブを試みる
右からで上がれた
ムーブとホールドが決まれば、
そこまで強度はないかな

いざ、スラブ面
もう余裕だろうと思ったが
慮外、中々マントルを反せず・・・
これが真の関門だった
石の形状のせいでマットが殆ど見えないし、
登れないし、
高くて降りられない
ちゃんと立ち込めないのでパンプしてるし
本当に恐怖のみ・・・
で、落ちる
咄嗟にマットを見て、
足折れるかな~って思いながら着地
結果、何ともなかったが、

スラブ面で左側に入ると岩が立っているのに加えて
ホールドの効きが・・・
なのにスラブに立ち上がると何故か左に、、、
何とか右に戻るムーブを発見し
完登

試行錯誤でもう2回落ちた
やっと恐怖から解放された筈が、
まさかの、
Goproが作動しておらず、、、
暫くマットに横になり空を眺める


気持ちを整理し、
心拍数を整えて再度トライ
Take2で完登

スラブが下手過ぎるのが原因だが、
精神的に非常にタフな課題だった・・・
新年一発目の課題としては満足なクライミングができた


 

2018年1月1日月曜日

2018年にあたり

明けましておめでとうございます。
岩への向き合い方は人それぞれで、
考え方も違うでしょう。
偏屈な頭でっかちなクライマーが
下手なりに思考して、
苦悩している様を駄文に駄文を重ねて綴っている当ブログですが、
本年もよろしくお願いします。
また、今年も皆様が目標課題を完登出来るように願っています。

去年の目標であった
「限界を超えたアドリビタムな登りを」
は、出来たような出来なかったような
そう感じる瞬間もあったから良いのかもって感じ
まぁ、目標が抽象的だから
対する答えも抽象的になってしまうかな、、
一年間通して外岩に通えた初めての年だった去年
やはり、バラシの出来ない岩を上に登っていく課題って、
完登したときにえも言えぬ達成感がある
次の一手はどうなんだろうって逡巡しながら出す一手は中々良いなぁ


さて、
去年の成果は・・・ 
2段が5本
初二段が1本(FA)
初段が14本
総評は、何というか・・・
2段の数は一昨年の2本よりも少し増えたが、
初段の数はほぼ変わらず
自身への期待・目標とは裏腹に
満足できない結果だった
まぁ、これが実力なんだから仕方ない
結局リードには一度も行かなかった。
実は黒岩にやりたいルートがあるので、
時間と気持ちが乗ったら行こうかな。。
 
とはいえ、
「コンパウンド 初二段」を初登できたのは良い経験になった。
「下から登ると初段」+「テッド初段」の繋げもの
でも、「コネクテッド」の後半課題である「テッド」を1つの課題と考えれば
フルラインで登れたって事かな
何れは新しいラインを引きたいと思う。

 
2段課題の感想、、、
「コネクテッド」 下仁田
リード的な長さ故にパワーの配分が必要。初段のトラバースをこなした後に現れるランジと後半の細かいホールドの連続が秀逸。

「四川風」 裏榛名
気持ちの良いダイナミックな動き。ジムっぽい課題だった。
「イシャンゴの骨」 金剛岩
連続する強度の高いムーブの処理。背中の使い方と足への負荷の分散が肝だった。1人であの課題に立ち向かえたのは贅沢な経験だった。

「ダモ」 赤城
バランシーで繊細なリップ取り。足への乗り込みと体幹が大切。岩もカッコいい。
「抜歯」 下仁田
身体張力が必要な核心。右手を離す決心が・・・

2段の課題はどれも記憶に残る面白い課題だったが、
「コネクテッド」と「イシャンゴの骨」が同率で去年のベスト課題かな

 
初段は、
「下から登ると初段」 下仁田
「テッド」 下仁田
「道化師low」 下仁田
「フルコンタクト」 下仁田
「日野ランジ」 下仁田
「ブラウンパッケージ」 市野萱川
「是空」 市野萱川
「神の瞳」 小川山
「卓越風」 裏榛名
「卓越風岩のトラバース」 裏榛名
「サニーデイSD」 裏榛名
「Sunny Side Up」 裏榛名
「朽木倒し」 赤城
「欠けたんです」 赤城

「卓越風」と「Sunny Side Up」が記憶に残る課題
やって損はないお勧めな初段。

こうして見ると、H野さんに鍛えられてるなぁ。
どれも一捻りある課題なんだよな~。
う~ん、リスペクト。

去年の反省点としては、、
もっと少ないトライで登れる様な工夫が必須だと思い知らされた。
勿論、実力があれば自然とそうなるのだろうが、
現状でもやりようによっては出来るんじゃあないかなぁ。。
「頭を使ってムーブを煮詰める」
「無駄なトライを出来る限り少なく」
を今年の意識する点にしていこう。

 
ついでに、
個人的に頑張っていた「心頭滅却108課題」の成果
4Qは4/4で100%
3Qは36/36で100%
2Qは39/46で84.8%
1Qは5/19で26.3%
1Dは0/3で0%
トータルでは、
84/108で77.77777778%
8が余計だが何か良いことが起こりそう
実際は、
2Qの出来ないムーブに大きな弱点があるんんだろうなぁ
そろそろ新しいセットになるようだが、ギリギリまで粘ろう。
今年もMoonboardでトレーニングだ。

 
年末の話だが、
そんな弱点の一部が、
大晦日に行った
吉祥寺のVolnyで炸裂
あの密度の高い壁
見た目だけでは無く
外岩に直結する強さが身につきそう
ファイル課題や
NKJさんに弱点克服の為に即興で作ってもらった課題で
体の使い方が下手過ぎることが分かった。
Moonboardほどポジティブでないが、ソコソコ良いホールドなのに、
135°という角度と高密度ゆえ
適当な距離出しと足使い
腕に頼った登りでは
全く太刀打ち出来なかった
Moonboardより難しい
強度と距離のみではない、クライミング力(総合力って意味で使ってます)が必要な壁だった。
あれで登ってれば外岩で強くなれるだろうな~
今流行りのボテ、大きな動き、コーディネーションなんて全くないが、
外岩に必要な強さを得る為の壁
NKJさんもいい人で、
近くにあれば通いたいジムだ。
教えてもらった事を意識してジムで登って行こうかな


最後に今年の目標、、
抽象的だが、
「1つ階段を上がりたい」
そんな”成果”と”登り”がしたい
一年後そう思える様に日々是精進